ライセンス料がかからないと聞くと、どこかに落とし穴があるのではないかと考えてしまいます。そんな誤解や憶測を生まない為に、オープンソースベースのERP“シンプリーチ”をより分かり易くご紹介してまいります。
まず最初に、ERPとは「Enterprise Resource Planning」の略であり、
企業の持つ資源=「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」を一か所に集めて管理し、 有効活用するという考え方です。ERPは企業の全社の情報一元管理し、鳥瞰でき、企業の状況を正確かつタイムリーに把握し、経営戦略に生かすことができます。しかしながら、「導入費用が高い」「いらない機能が多い」「操作がややこしい」などERPの導入・活用は難しいと諦めてしまうお客様も多いのではないかと思いますがそんなお客様のお声にお応えすべく開発したのが、ビジョンクリエイトが提案する「Easy ERP シンプリーチ」です。
シンプリーチはオープンソースソフトウェア(OSS)をベースに弊社が提供するERPです。ソフトウェアを開発するコストがほぼかかっていない為、ライセンス料がかからないのです。
OSSとは、ソースコードの改変や再配布が自由に認められている無償のソフトウェアで、JavaやPHP、Python等もそれにあたります。
シンプリーチは、iDempiere(アイデンピエレ)というOSSに日本機能を付け加えたJpiere (ジェイピエール)がベースです。iDempiereは、「GPL*(General Public License)2」のもとにソースコードが公開されており、主に下記のことが許諾されています。
1. プログラムを自社の業務システムとして使用することができる。
2. プログラムを改変(ソースコードを改変)することができる。
3. 複製物を再頒布できる
4. プログラムを改良し、改良を公衆にリリースできる。
*GPLはフリーソフトウェア財団(Free Software Foundation) によって公開され、その管理が行われていますが、フリーソフトウェア財団は非営利団体で、コンピュータ・ソフトウェアを作成、頒布、改変する自由をユーザーに広く推し進めることを狙い、二次的著作物も含めて、すべての者が著作物を利用・再配布・改変できなければならないという考え方を基本とする社会運動の支援を目標に掲げています。
これらの考えに則り、弊社も無料でシンプリーチを提供しています。多くの優秀な技術者が作成したすばらしいソフトウェアプログラムが、1社独占的に利益を享受することにならないことが、より多くの企業の利益につながる社会性のある取り組みではないかと考えます。
(続く)
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