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人が新しいことを始めるとき 第210号

新年、明けましておめでとう御座います。 今年の干支は「猪」ですが、年号はまだ分かっていません。 ただ、新しい年号は4月30日までに発表される予定で、5月1日から必ず使われ始めます。 どんな年号で最初の一年となるのでしょうか?・・・

毎年、多くの人々が年始に、新しい目標や前年に成し遂げられなかった反省を行い、新たに決意し新しい目標を定めて実行し始めますが、多くの人達が再び、途中で続かなくなります。 自分に負けてしまい、それなりの言い訳も見つけて、やがてそれ程、気にもしなくなります。

そんな目標の最初の段階である年始にあたって、新しいことを始める時や決意する時には、世の中にないことや、やったことがないことなど、或いは日常にちょっとプラスいたことなど実に様々です。 私も小さい頃に、近所の山の頂上まで、毎朝、走る目標を立てて走りました。 子供の頃は純真で素直だったと思います。大人になると、妙に理屈を言うようになりがちです。 今にして思えば、何故、達成できたのかは憶えていませんが、周囲からどうせ続かないと言われたことが、私の反骨心を煽り、達成できたのではないかと今にして思います。

私は小さい頃より人と同じことが好きではありませんでした。 人が考えつかないようなブランコの乗り方や、いたずらも考え出したり、やっていました。 その頃から私はよくこう思いました。

人と同じなら大した意味はない。 人がやったことがない目標を立てて、人と違う方法で実現出来れば、それには大きな価値があると。 ですから、織田信長には大きな憧れや畏敬の念を持っていました。 自分にとって難しい目標を達成するには2種類しかないとも思っています。

一つは、誰かがやったことがある真似事であり、もう一つは自分で考え付いた誰もやったことがないことを目標にすることです。 後者は非常に難しいですが、これが出来れば人と違うと認めてくれます。

私は小さい頃より、人と同じことが好きではなく、私は私という考えが強い子供でした。 今になってもそんな生き方は基本的に変わっていません。 独自に始めた事業や方法は、他の会社が真似をしても、ビジネス的に追い抜かれる確率は200分の1しかないそうです。 逆に言えば、最初に思いついた事業は真似する企業が出てきてもNo1を追い抜くことは実に大変だということなのです。 たかがインスタントラーメンでも日清食品は世界に冠たる企業です。真似する会社はあっても追い越すことは規模しかありません。

しかし、世の中には無いものを発明して事業で成功していく人は、いつの時代にも必ずいます。 そんな人達の話には神がかった話も多いものです。 それだけ独自の考え方や生き方を貫いた人達なのだと思います。 そんな人達でないと、新しいことをやり遂げるエネルギーや考え方は生まれ続けて来ないのだろうと思います。 ある意味では変人であり、ある意味では人が見逃すような小さな変化でも、その人には大きなキッカケやヒントが見えるのだと思います。

実際、大発見する際には大きなヒントやキッカケよりも小さなヒントやキッカケが多いようです。 あのアインシュタインもこう語っています。 「今まで誰も気づかなかった新しい真理を証明する方程式は、実にシンプルだ。そうじゃない方程式には間違いが多い」と。 エネルギーの法則は実にシンプルで、これが地球や惑星などにも適用される壮大な宇宙を示す方程式とは私達には思えません・・・ 小さな物体にも計り知れないエネルギーが秘められているのですから。

このように考えていくと、真理というものは意外と簡単なのかも知れない。 人は何故生まれて来て、何故みんな死んで行くのか・・・ 永遠に増え続けるものなどなく、ある一定の範囲内で収まるようになっているかも知れない。 生まれてくるからこそ死ぬのであって、死ぬからこそ生まれてくるのではないだろうか?・・・ 会社だって栄えるからこそ滅びるのであって、滅びるからこそ栄えるのかも知れない。

このように考えると、永い時間軸の中で永遠に栄えたり、存在するものなど無いのかも知れない。 つまり、自然に逆らわないことが自然であり、自然に逆らっても大きな時間軸や規模の中ではたか が知れた規模であり、異端児であり、瞬間という時間なのかも知れないと思うのです。

それが真理ならば、会社を盛んにする、利益を生み出し、繁栄させることも、そんなに難しいことではないのかも知れない。 そのキッカケやノウハウもそんなに難しいキーワードではないのかも知れない。 しかし、難しくはないのかも知れないが、気づくことが大変に難しいかも知れない。 結局、その為に却って気づかないものかも知れない。

平凡で気づきそうで気づかないものは、今まで見たこともないものを見つけ出すより難しい。 何故かって? 人は未来や過去を振り返ったり、省みることは多いけれど、足元の小さな平凡には気づかないものです。 幸せも同じで、自分の足元にある平凡でありきたりの日常にこそ、本当の幸せがあると最近はつくづく思います。

今年一年、足元の小さな幸せを再構築し、大きな未来も見つけ続けていこうと思います。 この中にこそ、大きな変化、気づき、真理があるように思うからです。 毎日を一生懸命に働くこと、頑張ること、生きること、感謝すること、そんなことが自分自身も会社も大きく変えうる可能性を秘めているんだと思います。

私の机の壁にアメリカの空母であるエンタープライズの甲板に、多くの航空機と共にと乗組員が人文字でE = mc2 と書かれた、上空からの写真があります。 正に、小さな原子力エンジンで何万トンもある空母を休みなく動かしている訳です。 不思議で面白い写真です。

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当初、今月は別のタイトルを考えていたのですが、たまたま観ていたYouーTubeで懐かしい歌手が歌っているのを観てしまい、自分の10代後半から20代始めを思い出してしまいました。その当時の友人や東京という大都会での生活や風景などが懐かしく思い出され、年を重ねた今になって懐かしい思い出となったその頃の話をさせて貰います。 私が若い頃は日本が高度成長期へ突進し始めており、経済成長と安保、ベトナム戦争と学