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今日から一日一日を新たに 第40号

コラム原稿を書いています今は、まだ新年には何日かある残り少ない一日です。 賑やかなクリスマスも終わり、いよいよ新年への最後のカウントダウンが始まりました。 例年この頃になると、ごった返す買い物客や車の数が街中に目立つようになります。 特に今年は以前より賑やかになったように実感します。 具体例で言いますと、地下鉄内の吊り広告の内容も従来より明るい印象を受けますし、クリスマス商戦でもオモチャの種類や新しいキャラクターが以前より増えたように思います。 どうやら景気は少し改善されて来たように見えますが、皆さんはどのように思いますか?

景気が改善されつつある2005年に向けての抱負ですが、「今日から一日一日を新たに」。 昨年は公私にわたって大変なことが次々に起こりました・・・ 先のことを考えると眠れない日や胃が痛くなるような日が度々ありましたが、悩めば悩む程、心配すればする程、自分の中で気落ちして自信をなくす自分と、ここで負けて堪るかという強い自分が混在し、結果的に後者の自分が勝ちここまでどうにか来ているように思います。 それでも私は小心者ですから、ちょっとしたことで心配ばかりしてしまいます。 経営者が安心していられるようになることは、ひょっとしたら一生ないのかも知れません。 そんな状況ですから、その場を何とか乗り切った後は体中からエネルギーが抜けてしまいます。 それでも、難題は、容赦なく次から次へと襲って来ます。 それをまた乗り越えなければ、そこで諦めたら、全てがそこで終わってしまいます。 だからこそ、そこでも必死で何とか食い止めようと全力を尽くして闘うしかありません。 昨年はそんな毎日だったと思います。

今年はそんな反省から、少しでも脱却するために大きく前進しなければなりません。 具体的に以下の目標を掲げました。 ● 「利益を出し続けること」 ● 「会社の仕組みを作って行くこと」 ● 「社員が明るくなること」 ● 「プラス思考と和が大事」を継続して実践することです。 どれもこれも当たり前の目標かも知れませんが、当社では出来ていませんでした。 今年は社内研修や技術教育をまずは自分たちの手で始めます。 これらを昇進昇格の条件にも組み入れて行けるように拡充して行く予定です。 その上、「明るい、楽しい会社にする」為に社内イベントもやって行きます。 その根幹になる給与制度も今年から「成果型賃金」へと複数年に渡って改革を実施します。

こんなことが継続して続けば「社内は具体的に良く」なり業績も格段に改善されると思います。 「継続は力なり」。自分が諦めたら全てが終わります。 小さなことも積み重なって行くと大きな力になります。 素晴らしい才能や商才を持った経営者もいらっしゃるでしょうが、私はそうではありません。 地道なことをコツコツと重ね、人よりも一生懸命に働くことしか出来ない人間です。 会社というのはパッと咲いてパッと散るでは多くの人が不幸になります。 人生を共有し、永く勤めたいと願っている社員に対し、会社は永遠に継続出来る存在でなければ なりません。 大事なことは永く継続する企業に成長させて行くことです。 強いから生き残るのではなく、時代の変化に対応するから生き残るのだと思います。 その為には周りで起こっている小さな変化を捉え、小さな事業でもいいですから、チャレンジして手掛けて行くことだと考えています。 この考えは当社の社是そのものにもなっています。

今年一年、365日をどう生きるかをしっかりと自覚し、力のある限り全力を尽くし頑張ります。 来年は「昨年は実に良い一年だった」と言えるようになろうと思います。 是非、皆さんにも幸多かれと心よりお祈り申し上げます。

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