• 株式会社ビジョンクリエイト

働き方改革 第201号

最近、盛んに「働き方改革」という言葉を耳にします。 実は、当社でもこのタイトルをブレイクダウンして、各テーマに分解して取り組んでいるところです。 まだまだ先は長いのですが、このテーマ別の改革が進めば会社の雰囲気も変わって来ると考えています。 今回はこのタイトルについて、今、考えていることを書かかせて頂きます。

当社では、時間外労働の見直しに始まり、社員規程、営業改革、採用改革、技術者改革、管理職改革、役員改革、教育改革などを全社視点から将来を見据えて、テーマ別に改革していく予定です。 一挙にやっていくと、途中で息切れしそうなのですが、逆に、ゆっくりでは終わりそうもないなと自信がありません。。 これらの改革には、エネルギーの勢いが必要です。

今まで私達は「時間」という単位で結構多くの仕事を考え捉えていました・・・ 特に日本では時間が重宝されていたのも事実です。 我々日本人は感性に優れ、自然をも日常生活の中へ取り入れ、永い間、生を繋いで来ました。 時間は姿も持たず、形もなく、見えないですが、日本人は時間を正確に、且つ何よりも信頼度の高いものに考え、勤勉という国民性と相まって今のような正確無比、高品質という価値を作り上げて来ました。 まるで、鉄道の時刻表のようにきめ細かく、他の国が真似できないレベルまで来ました・・・

しかし、欧米人の価値観とは異なり、彼らは目で見えないものを捉えることに優れ長けています。 彼らは姿が見えず、形がないものまで具体的に捉える感性を持っています。 この感性は日本人にはなかなかありません。 例えば、時間、音符、飛行機、車、コンピュータ、インターネットなど多くの発明が欧米から生まれています。 そこには個性、多様性、教育、思考、社会などの土台が日本とは違っています。 片や日本ではかつて、遅くまで残って仕事をやっていれば、よく頑張っているねと褒められたものでした・・・ 今は逆に、遅くまで残っているのは能力や生産性が劣っていると見られてしまいます。 変われば変わったものです・・・ これも欧米社会の影響からです。 決して、日本人固有の変化ではありません。

今は、時間の長さではなく、時間あたりの生産性(=成果)が問われています。 生産性を上げなければ、高い賃金、高い土地代、高い食費の国のままでは、国際社会の中で競争力が低下して来ているからです。 だから、量でなく生産性や成果に変化し始めています。 私は日本はいつも気づくのが遅すぎると思います。 また、日本人には仕事の成果や質を計る基準や方法論、感性がないと思います。 それで結局は、また欧米人の考えや方法論を輸入し、デミングのQCサイクルのように、日本で完成度を上げ使っていくにかなと思っています。 残念ですが、そう簡単にたかが100年や200年では民族性は変われないようです。

今、日本の宰相が働き方改革を声高々に話しますが、それは言い換えると時間という「量」ではなく、成果という「質」へ変えていくことに他なりません。 しかし、立法府や行政に足りないのは、失礼ながら自分達自身にそれが最も不足してことではないでしょうか・・・ 方法論までも欧米から輸入するのがいつも例です。 Pマークしかり、セキュリティ規格しかり、IoTしかり、AIしかりです。 世界は欧米中心に回っており、それがグローバルスタンダードになっています。

そう思って観ていると、働き方も欧米や北欧ではとっくに「質」の時代になっています。 少なくとも時間中心ではありません。 反対に、成果についてはうるさいようです。 日本でも最近は、有給休暇を時間単位で導入する話が盛んになって来ました。 これも元々は欧米型の働き方からです。 永く農耕民族で単一民族であった日本人は、皆と同じであれば問題にならずに暮らして来ました。 そこから外れることは仲間はずれとなり、異端児扱いされて来ました。 人と同じであることがチームワークであり、大切なこととされて来たからです。

一方、欧米を中心にした狩猟民族は家族単位で移動し、故郷や土地に固執しません。 いろいろな価値観を受け入れ多民族国家であり、多様性のある価値観を大事にしています。 他人と違うことが尊敬され、個性も重要視されます。

正に反対の価値観です。 欧米人は発明や創造性に優れ、日本人は改造や熟成に優れています。 新しいものを発明するのは欧米人で、それらを改良して生産して設けるのが日本を始めとしたアジア人です。 しかし、日本にも成果という新しい尺度が必要になったのです。 日本人はトップよりも二番手、三番手が得意です。 成果と言われて、皆さんはどのような尺度をお持ちですか?・・・

付加価値が時間価値を超えるようになった今、新しい価値観が必要です。 社会や企業が時間を尺度にした価値観ではそのうち持ちこたえられません。 新たな社会の到来です。 これをもたらしたのはコンピュータであり、情報化社会です。 コンピュータが人間の考えるスピードを超え、ネットワークが地球の裏側と瞬時につながり、行ったこともない 世界が部屋のコンピュータに映し出され、今まで会ったこともない人と知り合いになる、・・・・ こんなことが起こっています。 当然、社会の価値観も変わって行くのが自然だと思います。

当社は中小企業であり、できる事に限界がありますが、実験的な新しい試みは出来る範囲でやってみようと 思い始めています。 新しい社会がやって来るとワクワクするか、それともそうは言ってもと躊躇するかです。 姿、見た目の時代も変わりつつあり、過去になりつつあります。 これが私の今の考えです。 将来はどうなっているでしょうか・・・・

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当初、今月は別のタイトルを考えていたのですが、たまたま観ていたYouーTubeで懐かしい歌手が歌っているのを観てしまい、自分の10代後半から20代始めを思い出してしまいました。その当時の友人や東京という大都会での生活や風景などが懐かしく思い出され、年を重ねた今になって懐かしい思い出となったその頃の話をさせて貰います。 私が若い頃は日本が高度成長期へ突進し始めており、経済成長と安保、ベトナム戦争と学