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  • 執筆者の写真社長

地球の中身 第252号


例えば、世界的な気候変動がそうです。年々、徐々に気温や季節感が変わって来たように思いませんか?

今年の梅雨は、正にそうでした。気象庁の見極めの難しさもあったかでしょうが、たった2週間の梅雨には驚きましたし、更にその後の線状降水帯の頻発さには梅雨明け宣言が早すぎたのではないかと思いました。一体これはどういう経緯だったのでしょうか?・・・

最初から梅雨を解除せず、例年通りの梅雨明け宣言で良かったのではないでしょうか?

それとも本当に予測しにくいと言われる、積乱雲が急激に発達し、同じ場所に次々に大雨をもたらす線状降水帯のせいだったのでしょうか?・・・これは結果論なのでしょうか・・・


また、今年だけでなく、徐々に顕著になっている出来事もあります。

それは海水の温度が高くなっていることです。泳いでいる魚も私が小さい頃に観た種類以外も見かけるようになりました。

もっと大きな話をすれば、カナダ北部のホッキョクグマの生息地では温度の上昇により氷が張らず獲物を狩るのに遠くまで歩いて行ったり、泳いで行ったりと、途中で力尽きて餓死したり、体力を失ったりして死んでしまう例も起きているそうです。

環境の変化はホッキョクグマの生態にも影響を与え、頭数も年々減っていこのようなるそうです。

このような話の一方で、南国の太平洋の島々では海水の上昇により何十年後かには島が沈んでしまい消えてしまうと言われる地域もあります。

このまま地球温暖化が進み、北極や南極の氷河や永久凍土が溶け始めると地球上の海面上昇はSF映画のようにパニックの様相を呈して来るかも知れません。

しかし、こういった危機を前にしても人間が原因の地球温暖化はこの瞬間にも悪化し続けています。決して止まってはいないのです・・・

その証拠に日本の夏はもう34度、35度、36度は珍しいことではなくなっています。

やがて、37度、38度、・・・40度となっていくのではないでしょうか?・・・


世界各国で温暖化防止条約やらを討議し、対策や改善策を決めて取り組んではいますが、先進諸国では賛同して温暖化防止に取り組んでも、新興国やこれから経済成長したい国々は温暖化防止への取組みよりも国を富ませることが先決であり、先進諸国とは意見が異なります。先進諸国は先に工業化等で国を富ませておいて、その上で今からは温暖化対策では発展途上国はなかなか納得はしないだろうと思います。そこには国同士の思惑や駆け引きもありますが、実際に巻末に添付しましたゴミの山の写真も先進諸国や発展途上国が原因の場合が多いと思います。

話は違うでしょうが、核を持った国が持たない国が核を持つことを禁ずるのは道理が通じません。持っている国が率先して核を無くすなら話は変わって来ると思います。


また、私達の抱える地球規模の問題は温暖化だけではありません。

最近はむしろ、こちらの方が難しい問題に思えます。

それは、世界の国々が自由主義社会と社会主義社会に二分化し始めていることです。

人間は何かにつけて怒りっぽくなっています。その証拠に自己的行動が目立つようになっています。新型コロナという世界規模に拡がった新型コロナ感染症もそうです。

自由主義社会と社会主義社会の激しい論争が当初は目立ちました。

発生源と言われる国とその感染先の国々との間で言い合いが激しく繰り広げられていました。情報公開をしない、黙秘権のような行動をとる、WHOのデトロス議長も発生源と言われる国から多額の支援金を受けているとか、だから発生源と疑われるその国へ対しては強く言えないのではないかという話題もありました・・・

しかし、新型コロナはもう3年目になりました・・・いい加減、マスクなしの生活に戻りたいものです。今、第何波とか言われますが、今後もどんどん新しい種類や変異が出て来るのではないかと危惧しています。いつになったらこの新型コロナは終息するのでしょうか・・

この感染症で命を失った多くの人命は戻っては来ません。この先も心配です・・・


国家体制の二極化の話ですが、この対立はこれから先はどのように変化していくのでしょうか?・・・イデオロギーの対立だけでしょうか?それとも権力者によってそのグループへ他国も組み入り、益々多くの国同士で対立することになるのでしょうか?

更にそこへ宗教も絡んで行くと、更にややこしい関係が拡がっていくと危惧します。

人の幸せの為にある筈の宗教観の対立が人を殺し合うことになるのは、もはや、人間愛の宗教ではないと私は思います。政治的色彩の強いものに変化しているのではないでしょうか?・・・


更に、今年の2月24日にはロシアのウクライナ侵略戦争が起こり、過去の歴史的背景や民族間の違いも重なったのかも知れませんが、いきなりのロシアによる軍事行動は国際的に非難されるべき行動だと私も同感です。罪のない人々の命が奪われ、家は破壊されて焼かれ、肉親とも離れ離れでなり、国外へ退避する女性や子供達の姿は本当に痛々しく、一国の権力を持った指導者の恐ろしさを感じます・・・

日本もかつては軍事政権が権力を持ち、多くの死や不幸な出来事を招きました・・・

よく思い出すのは昭和18年の学徒出陣の風景です。雨の降る中を足にゲートルを巻いた男子大学生が雨の中を濡れながら、国のためにと死地に向かう覚悟で行進する姿は胸を締め付けられます・・・その時に流れていた陸軍分列行進曲「抜刀隊」にも涙が出ます・・・

戦争は私も大嫌いですが、かといって言葉だけで止められないのも事実です。平和憲法は素晴らしいですが実効性はもっと大事だと思います。そこがないと守るべき命は守れはしません。この学徒出陣を観ていると口先だけでは戦争は止められないことを証明しています。


今、世界は自由主義陣営か社会主義陣営のどちらかの踏み絵を踏まされています。

このまま進んで行くと、世界は二極化されていくのでしょうか?・・・

結局、世界はどうなっていくのでしょうか?・・・世界は大きく2分化されていくのでしょうか?・・・いつかウクライナとは異なる地域で同じような不幸な出来事が起きるかも知れないと思います。

大きな言い方をすれば、社会主義国では権力者が法を変えてでもその地位と権力を手にすることが多いように感じます。中国、北朝鮮、ベラルーシなどその典型です。核を持つ国は少しずつ増えて来ています。持っていなくても作れる力を持っている国もあります。どこかで一歩間違うと世界を巻き込む戦争へと進む可能性もあります。今の核は通常でも広島に投下された原爆の300倍以上の破壊力があるそうです。

どこかが怒りに任せて権力者が指示を出せば、もう取り返しのつかない大惨事へ進む可能性があります。今の世界情勢がこのまま悪化すると、危険極まりない状況へ向かうのではないかと心配です。国際社会での主導権とか位置付けなど大して意味がないと思います。

私が言いたいのは、世界は既に一蓮托生になっているという自覚が互いが持つことが最初の原点だということです。


最後に2枚の写真を添えておきます。

一枚は真っ黒な宇宙空間にポッカリと浮かんでいる美しく輝く地球と、もう一枚はどこかの海辺に打ち寄せられた人間が作り出したゴミの山です。

私達はどちらへ向かって歩くのでしょうか?・・・

かけがえのない地球を守れるのでしょうか?それとも、自分勝手な行動へと向かっていくのでしょうか?・・・






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