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混迷する政党政治 第139号

今日から師走です。 私にとって今年一年のキーワードは「低迷」です。 低迷する政治、政党、経済、教育、外交、そして国民生活・・・ ただでさえ、疲弊感ある日本社会であるのに、この16日には衆議院選挙があります。 来月の今頃は、正に、その政党勢力図がはっきりと表れていうことと思います。果たして、どんな勢力図になっているのでしょうか?・・・まるで戦国時代です。

今月は正に一年の総決戦がかり、話題満載です。 ここまで来たか政党政治の思惑と混乱、言い換えるならば、「理想と現実の踏み絵」たる力関係にもなっています。 どの党とどの党がが合流しても、もはや国民は驚くことなどないように慣らされています。麻痺していると言っても過言ではありません。 昨日の味方が今日は離れ、昨日の敵が今日は味方というのが今の政党です。

その中でぶれていないのは共産党だけではないでしょうか?・・・ その一貫した政治思想はある意味で凄い政党だと思います。 しかし、その共産党は党名が今の日本に合っていません。 共産主義というイデオロギーはあるのでしょうが、世界の名だたる共産主義国はとっくに資本主義経済を取り入れた「経済中心の中央集権国家」へ変貌しています。 ロシアしかり、中国しかり、ベトナムしかりです。 党名を改名したら、もっと日本国民は親しみを持てるようになると思います。名は体を表すの通りです。 ぶれないことは良いことなのですが、反面、改名した方が国民から理解や共感、親しみを現行より得られると考えます。 これが一般庶民が共産党へ抱くイメージだと思います。

話を戻しますが、予想では政党数は何と12政党もあります。 中にはほんの2,3日前に名乗りを挙げた政党すらあり、正に、自由大国ニッポンです。 「政治の混迷、ここに極わる!」です。 これらの政党は今でも表面下で、地殻変動のように理想と現実、そして力関係でまだまだうごめいています。

掲げたマニュフェストも実にすれ違い表現で、投票者たる国民にはどこがどう違うのかさえ、良くは分からない巧妙な言い回しに思えます。 似たり寄ったり、五十歩百歩、大同小異、実現時期が違う、実現度合いが違う、反対か賛成か、比較検討が出来ない巧妙さにも思えます。 本当に言葉ばかりで実行が伴わないのが、今の日本の政治です!

日本が抱える、日本が対処しなければならないテーマを、第三者委員会でも創設して国民からテーマを一定期間に渡って公募し、その中から上位10項目なりにテーマを絞り、同じテーマに対して各党がどのように考えるかのマニュフェストを提出して貰うことも一考だと考えます。 更に、そのテーマに対する回答も幾つかの具体的設問に細分化しておくと、一層、はっきりと回答の違いが明確になると思います。 例えば、問題点、解決案、解決手段、実現時期、担当部署などです。 民間の会社で行われている問題解決と全く同じです。 PDCAそのものです。 こうすると、各党の考えや行動計画が実行力がよく分かります。

さて、12もある政党ですが、こんなに多くの政党があると、選挙では選択肢が増える反面、選挙民の私達はどの政策でどの政党、どの立候補を選ぶのかも難しくなって来ます。 しかも、その実現力と来たら、どこの政党も乏しいという無力感もあります。 あれだけ主張していた民主党ですら、現実の前に随分と自民党化が進みました・・・ これを見て私達は「自民党と変わらないじゃないか?」と感じています。 期待は薄れ、離党者は出るわ、駆け引きはするわで、今までと何が違うんだ?と落胆しました。

そこに今回の解散劇です。 棚上げされていた議員定数是正法案が、たったの二日で成立しました。解散を条件に野党に迫った結果です。 何の為の国会論議だったのか、解散の条件付けに対して妥協する、その姿勢に呆れたのは私だけでしょうか?・・・

その動議に応じた自民党総裁は、かつて健康状態を理由に自ら総理を辞任し、その後も国会議員として留まり、しかも親から地盤を引き継いだ二世議員です。 再起が認められないとは言いませんが、余りにも宰相としての責任感を問われる人材ではないかと私は思います。 一円の重みなど知る由もない方々ではないでしょうか?・・・ ましてや行政など動かした経験もない方々ばかりです。

今の日本に求められるのは「強くて、将来ビジョンを持った、実行型リーダー」です。 内政と外交の二つが取り組み分野です。それに国防もあります。 ビジョンなくして、国の将来も、人材の育成も子供達の教育方針もありません。 今までのフワッとした幸福感など続く筈がありません。 今の大きな政党にはこれらを改善する根拠が見当たりません。 日本は衰退するばかりです。 内需だけで、国内農耕だけで、自給出来るなら鎖国してでも生きられるかも知れませんが、国民総生産の大半は海外頼みなのが現実です。

今回の選挙は正に「理想と現実」が真のテーマです。 理念は良くても議員数の少ない政党であれば、その政策が実現されることはないでしょうし、現実論だけなら既存政党の変わり栄えしない金銭ばら撒き政策が復活するだけだと思います。 正にどちらを選ぶかです。 大きく政治を変えようとするならば憲法改正もすべきです。 少なくとも国際社会の実情に合った論議をすべきです。

オバマ大統領が「チェンジ」という言葉を多用しましたが、正に今、日本がその立場に立たされています。 選挙結果で12党は改廃されるでしょうし、政党のM&Aも進むと 思います。

日本には今こそ強い、新しい考えを持ったリーダーが必要です。 ビジョンなくして国家作りも教育も国家計画もありません。 今、日本には明確なビジョンを語れる信頼できる、権限を持ったリーダーがいません。 情けない国だと思います。 しかし、これが現実です。

それでも、いつからでも再出発出来ることは私達の先人が教えてくれています。 何もなくても、そこにはまだまだ誇れる人間性を持った日本人が大勢いるからです。 日本人の素晴らしさをもっと世界の中で果たせることが出来ると思います。 人格やチームワーク、それこそが日本の力です。

私達が国のリーダーを直接、選べる日はいつになったら来るのでしょうか? それがないと選ぶ方も選ばれる方もどこかに甘えがあるように思います。 日本は変わらなければなりません。 政治は三権分立の最も重要な立法です。 政治を変えられないもどかしさ、そんな政治家のいない国、一体どうしたら私達はいいのでしょうか・・・ 他人事になるでしょうが、そんなスーパーヒーローの登場を期待するしかないのでしょうか?・・・・

日本を変えなければなりません。 強い日本をもう一度作り直さなければなりません。 そんな想いを胸にたった一票ですが、権利を行使します。

日本は、もう変わらないと駄目だと思います。 幕末に似た今の日本、ニューリーダーとニュー政党が必要です。

来年こそ良い年であることを祈ります。 今年一年、ご笑覧、有難うございました。

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当初、今月は別のタイトルを考えていたのですが、たまたま観ていたYouーTubeで懐かしい歌手が歌っているのを観てしまい、自分の10代後半から20代始めを思い出してしまいました。その当時の友人や東京という大都会での生活や風景などが懐かしく思い出され、年を重ねた今になって懐かしい思い出となったその頃の話をさせて貰います。 私が若い頃は日本が高度成長期へ突進し始めており、経済成長と安保、ベトナム戦争と学