top of page

禁煙の勧め 第184号

今月は12月ということもあり、新年から何か誓いを立てようと考えている方もいらっしゃると思い、是非とも喫煙者の方には禁煙して頂きたいと思い、そのことを書こうと思います。

私自身も10数年前までタバコを吸う喫煙者でしたが、あることをキッカケに一日でタバコを止めました。

たった一日で?? という方もいらっしゃるでしょうが、結論から言えばタバコはきっぱりと一日で止められます。

止めた方には、必ずその最初の一日があります。

その日で勝負は決まります。

止めたらいろいろな変化が体の中にも外へも起こりました。

このことばかりは止めない限りは分かりません。

たまに1年も2年も止めたことがあるという方がいますが、それは止めたとは言えず、休憩していただけのことです。

止めたとはそれ以降、一本も、絶対に、吸わないことを意味します。

タバをは止めた人から言わせて貰うと、今更ながら「百害あって一利なし」だと本当に心からそう思います。

身体が健康に戻ると実感できるだけでなく、暫くすると、周囲の喫煙者への視線もはっきりと変わります。

タバコを吸っている人のみならず、周囲の大人や子供達のこと、電車の中やビルの前や下水管の中、路上で、飲食店でと、いろんな場面で実感できます。

綺麗ごととは違い、一部の喫煙者かも知れませんが、社会的マナーの悪さ、周囲への迷惑、仕事とは関係ない時間の無駄、更には立法府や行政府の物足りない規制、海外での喫煙者への対応の厳しさなどを感じるようになります。

また、喫煙者によくいらっしゃるタイプですが、偏屈になっている方、利己主義な方、仲間意識で固まる方、嗜好品だと突っぱねる方などいろいろな方がいます。

これらも全て、禁煙できない人達の言い訳だと思います。

自分一人で孤島にでも住んでいれば構いませんが、先ほどから書いたように嫌がっている人達が、その喫煙者の隣にいるということに目を向けて欲しいと思います。迷惑しているのです。

その人達は、喫煙者がいる限り、ずっと我慢しているのです。

名ばかりの大手コーヒー店の禁煙コーナー、電車に乗り込んで来る喫煙者の臭い、禁煙時間帯の過ぎた飲食店に入った時の嫌な思い、歩いている前で吸っている後ろの禁煙車の迷惑さ・・・などなど、本当にキリがありません。

中には喫煙中に他の喫煙者と情報交換できるなどと言い訳がましい言い方をする人がいますが、そんなことはどうでもいいことです。社内でやれば済むことです。

誰かがタバコを吸いに行っている間、社内では喫煙者に用があって探しているかも知れませんし、禁煙者はその間も仕事を続けています。

仕事の生産性が下がっているのは間違いありません。

事実から目を反らすなというのが私の意見です。

さて、タバコを止めると、もう20分後には体内で健康な状態に戻そうとする変化が始まるそうです。

次のサイトをご覧ください。

また、タバコを止めた芸能人の映像です。


当社にも2月からタバコを止めますと宣言している社員がいます。

何故、1月からではないのでしょうか?・・・

そのあたりが気になります。それで禁煙が出来るのかと気になります。

しかし、辞めるからには一発勝負です!

一発で止めるのが決意です。

実は決意がいつでも出来るのです。私の場合はそうでした。

今、この瞬間にも出来ます。

決意とは覚悟です。気持ちの強さです。気持ちの持続です。これだけです。

この決意が出来ない人は、その後でも必ず吸うことになります。

例え5年止めていたとしてもです。

それほどタバコの生活習慣は恐ろしいものです。

麻薬とは違いますが、それでも禁断症状も出ます。

しかし、止めれば身体も健康体に戻り始めるのです。

今の世では、もう医学的に喫煙が健康に害のあることは明白な事実です。

昔とは全く状況が違います。

いろいろな病気で禁煙者と喫煙者の発症率の違いも報告されています。

これはもう皆が嘘をついているとか、大袈裟に言っているとかではありません。

もう事実なのです。

わざわざ高いお金を支払いながら不健康を買っている訳で、おかしな話です。

どう考えても、理性的で高い教育を受けている日本人には似合わないことです。

これだけのお金があれば、自分にも家族にも親兄弟にも世間にも世界にすら貢献出来ることが沢山あります。

国民が健康になれば、健康保険の支払いも減りますし、その分、保険料も下げられる筈です。

また反対に、喫煙者の周囲には受動喫煙者という被害者も生まれます。

自分自身もしくは周囲の健康な人達へ悪影響を与えておいて、マナーを守っているもないものだと思います。

私は自分が喫煙者だった時には、こんなことは全く気づきませんでした。

周囲のこと、自分の身体のこと・・・

もう1億2千万人の日本人が止めてもいい社会や時代だと思います。

小さい話かも知れませんが、地球温暖化にも二酸化炭素の排出削減で貢献出来ます。

改めて、是非、是非、是非、来年から禁煙をお勧めします。

貴方の家や洋服に臭いやニコチンの臭いがしみ込んでいませんか?・・・


最新記事

すべて表示

久しぶりのソウル 第280号

新型コロナ以来、久しぶりにソウルへ行って来ました。いやあ実に4年振りだったので、ソウルのオフィス街の雰囲気がガラッと変わったなあと感じました。 一言で言えば、活気が以前より溢れていて、行き交う人々も明るくて歩き方まで以前とは違う感じがしました。そんな活気ある都市から大阪へ帰...

声の記憶 第279号

今回はちょっと変わった話です。皆さんは「人の声」が印象に残ったことはありませんか? 声はそれだけで人の印象に残ることがあります。例えば声優という職業は今や立派な存在になっていますが、昔から今のように社会的に認知された存在ではなかったようです。当時でも声を職業にした人達はいま...

学問への興味 第278号

私自身は、どちらかと言えば理系人間ですが、高校時代は化学(バケガクと私達は読んでいました)だけは全くの苦手人間で成績も悪かったのですが、一方、物理については勉強は大してやってもいないのに現実感があり、馴染みやすくて分かり易い面も多く、割と出来た方ではないかと思っています。...

コメント


bottom of page