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英語にちょっとだけ挑戦 第153号

国際化社会と云われ始めて永い月日が経ちますが、日本人はなかなか英語が話せない民族のようで、

今や外国人観光客が年間1000万人を超えた現在でも相変わらず英語が苦手な人が多い。

2020年には夏季オリンピックも開催されこともあり、否が応でもその必要性は次第に高くなって

います。

今では小学校でも教える時代となり、これからの日本の行く末を考えただけでもその必要性には高い

ものがあります。

国内の内需だけでは今後の経済的発展や国の繁栄は考えにくく、海外との取引比重が更に大きくなる

のは当然の傾向だと思います。

しかし一方では成熟した社会となり、若い世代の海外留学の減少や海外へ行ってみたいと思わない若者も

増えているなど、ますます社会の変化と日本人の関わり方に問題が大きくなっている面も見受けます。

特に、グローバルスタンダードな英語との関わりが苦手なのがとても気になります。

以前に、u-tubeで見たことがあるのですが、外国人が、「何故、日本人は英語は上手くならない

のか?」という会話をしていました。

その話はいたって簡単な結論で、私もすごく納得させらてしまいました・・・

それは・・・・

「ReadingやWritingは自分一人だけで出来るが、Speakingは相手がいないと

結論でした。

つまり、日本人の臆病さがそのまま英語への苦手意識に表れていると思います。

例えば、英語は今でもそんなに変わってはいませんが、勉強科目の一つとして捉えられています。

英語は勉強科目というより話す言葉だと私は思っています。

会話することよりも単語や前置詞がどうのこうのとか、過去分詞形がどうのこうのとかに力点が置か

たこと、頭の中で文章を組み立ててから話す教育、恥の文化(これも結構大きい原因だと思う)、

英語圏である白色人種への気後れや劣等感、そして、通じない英語を勉強していたこと

などではないでしょうか?・・・

だから、英語は教科にせず、試験もなし、単位もなし、ただただ話し方教室でいいと思います。

その方が余程、効果も出て、話せる人も多く育つと思います。

私自身、学校での英語の点数は決して良くありませんでした。

しかし、苦手に感じる感性が他人よりも少なかったので、少ない単語で相手にどう思われようが

しかけるような気持ちがあり、その結果何とか通じたり、通じなかったりして、自分なりに

経験を積んで、先程のu-tubeの話に共感出来るような感覚が備わりました。

高度で難しい、レベルの高い英語力は専門化に任せればいいのですから。

マンツーマンでネイティブの先生に習ったこともありますが、先生といっても本国では別の職業

だったりで、別段、学校の先生ではなかったので、割と気楽に構えたらいいんだと感じました。

普通の外国人が日本へ観光みたいに来て、お金を稼ぐために英会話の先生をしている人も多いです。

だから、本音で話をすれば、テキストも要らないと思います・・・(でも、先生によってはそれが

頼りのようです)

テキスト通りならば単語や頭で考える英語は出来たでしょうが、生身の英語が出来たとは思えない

のです。

実際、私は途中で、テキストなしになりました。

上手いからではありません。下手の部類だと思います。

私が毎回、話題を出して、それについて話をするようなことになりました。

何故そうなったのか?

私が決まりきった単語や言い回しを憶えられなかったからだと思います・・・

でも、このやり方が私には自由で、宿題のようなものもなく、とても役立ちました。

度胸が付くというか、それが自然なんだ、毎回面白いと感じたんです。

日本人と外国人の価値観の違いや論理的思考、オリジナリティとはといったことを強く感じました。

じゃ、それなりに話せたからだと思われる方もいるかと思いますが、そうじゃありません。

先ほどのような度胸というか、恥をかくことをそれほど恥ずかしいとは思わない性格なので、話したい、

伝えたい、という気持ちが強かったのです。

そういえば、学生時代にはマクドナルドで知らない外国人の前に座って話しかけたりもしました。

観光地で外国人観光客へ話しかけたりもしました・・・

全部、タダ、無料、必要なのは勇気だけです。

こんなことを話したい、聞きたい、逆に質問されたことに対し、答える、答えられないことがあっても、

とてもそれこそ勉強になりました。

例えば、ニューヨークの人は話すのが巻き舌で早いし、フランス人は英語が話せるのに話さないし、

フィリピンやインドの英語は日本人には分かりにくい。

しかし、インド人は話し方を決して変えないのです。

何でこんな話を書いたかといえば、日本人はもっと海外へ出ていろいろな価値観や、人間や生き方を

見たり聞いたり、経験したりした方がいいと思うからです。

日本にいるだけなら、周囲を取り巻いている多くの条件や環境が、例え多少の不満があっても、それが

普通だと思って今まで通りに生活を続けると思います。

だが、海外ではそれがそうじゃないのです!

例えば、食べ物や交通機関、インフラ環境の日本での高さに驚きます。

やっと今でこそLCCなど飛んでいますが、その前までは高い航空運賃で私達は利用させられていました。

逆に、水道から出てくる日本の水は凄いです!

一言で言えば、安くて安全!!どの水道でも飲める!・・・

風呂の水でも蛇口の水でも飲めるのです。

日本では当たり前ですが、海外ではそうじゃありません。

こんなことも経験してみないと分からないことです。

21世紀は異なる価値観の融合が始まる世紀だと思います。

日本企業もしかり、日本国民もしかりです。

大手だとか中小は関係ない時代に入っていると感じます。

海外企業との取引に決算書や登記簿謄本は求められたことがありません。

何が出来るのか、何が得意なのかが問われます。

その上で、信用できる相手かどうかが次の問題となります。

我々、中小企業同士は数値ではないのです。

今は日本の中小企業もどんどん海外へ進出しています。

私も進出したいと思っています。

自社商品があるとかないとか、そんなことは大して重要だとも思っていません。

いいものは輸入でも国内で探してでも売ればいいし、逆もやればいい。

それがドンドン可能な時代になっています。

ネットやスマホの時代になっているからです。

しかし、それでも人間対人間の信頼や信用に優るものはありません。

その手段の一つが、グローバルスタンダードの英語なのです。

何も話さなかったら友達にはなれないのです。

だから、下手な英語でもトライしています。

気後れしたら私など話せないのですから・・・

皆さんも恥を捨て、思い切って話しかけてみませんか?

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