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閉塞感の打破 第180号

先日、商工会議所主催のある無料セミナーへ参加して来ました。

行く前にはその講演タイトルから、どことなくうさん臭いかなと思いながらも、いつもの様になるべく前の席を確保

して待ちました。約300名の方が来ていたと思います。

私はいつものように折角来たのだからと、講師の方の表情や話を聞き漏らすまいと、メモも執りながら聞いてい

ました。

その講師の方は本を何冊か書かれており、しかもアメリカの大学で修士まで進まれ、その上、向こうで起業まで

されている方でした。

こう書くと、いかにも若くてやり手の新進気鋭の方のように思いがちですが、失礼ながら50代後半ではなかろう

かという世代でした。

アメリカで観られた多くの中小企業の中で素晴らしい経営をされている会社を何社も紹介されていました。

小さい企業ながら偉大な企業だと言われ、消費者や顧客が心から望んでいるニーズや満足感や幸福感を一緒

になって作り上げている会社ばかりでした。

また、公演後にはその理念や実現方法に賛同し、体現者となったある若手経営者(創業10年で年商33億の、

どうみても30代後半の社長さんの実例講演もありました。

私は前半の講師の講演だけでは何かピンと来ないものを感じていたのですが、その後の若い社長さんの話を

聞きながら、どこかに置いて行った自分の情熱や熱意を目頭が熱くなるような気持ちで聞き入っていました。

何でこうなったんだろう?

自分はどこから諦め始めていたのだろう?

思うようにいかない社員の成長、思うようにいかない事業のスピード、思うようにいかない事業展開のスピード・・

こんなことを思い返していました。

かつては、その若い経営者のように熱く夢を語り、車座になって将来を語り夜更けまで酒飲んだこともありました・・

その頃の情熱はどこに行ったのだろう?・・・

少しずつ諦め始めている自分・・・

こんな筈じゃなかった・・・・

その若い経営者の話を聞いている内にある事に気付き始めました。

それは皆のいろいろな意見を聞き入れて、一つの結論に導くことはしなくてもいいし、出来なくても仕方がないんだ

というような、打算的な経営者になっていたということです。

赤が好きな人は黒を好きにはなれないし、黄色が好きな人は赤も黒も好きにはなれない。

しかし、リーダーたる人の裁量で赤か黒か黄のいずれかでやって行こうと決めることは出来ます。

どれが正しいとか間違っているとかの意見も含めてです。

しかし、私はその事が面倒になり、疲れ、人に任すという言い方で放置したのではないか、、面倒臭くなってそうし

て来たのではないか?・・・

本当は押し通してやれば良かったかも知れないと。・

人には自分が自ら燃えて困難へ向かっていく自燃型のタイプと、周囲に言われて動き始める他燃型のタイプと、

そして全く燃えない不燃型のタイプがいるように思います。

このようなことは自然界での分布にも存在していると思います。

しかし、そのリーダーたる経営者によって、その比率を変えることは出来ます。

その為には多大なエネルギーを必要とします。

そのエネルギー消費に疲れてしまうと、経営者も人間です。

疲れたり、嫌になったり、病気になったりもするのです。

普通の人より強いと言っても鋼で出来た鉄人ではありません。

時には弱い人間にもなります・・・

講演を聴きながら私は思い出していました・・・

自分の若い時のように断固とした決意や。絶対的な価値観、そして何よりも何の為に生きるのか?ということを

もう一人の自分が囁いたのです。

多少、強引でもいい、それ位で取り組まないと人とは違うことなど出来やしないと。

その若い経営者に教えられたのです。

あれもこれもうまくこなすなんて出来ない、最初は強引でも無茶でもやってみる、やってみた中から次の種が生

まれる、次には別の種が生まれる・・・

そうした葛藤の中から本当の共有化された価値観が生まれて来ると。

誰にも満遍なく媚びなど売る必要はないのです。

むしろ、これは絶対だと突っぱねる位が周囲はその人の価値観が理解出来ます。

間違っていたら、やり直せばいいだけです。

今の社会は価値観が多様化し、ネットでも何年かすれば大きな企業にも成長する世の中です。

インターネットで世界中が消費者や顧客と、目に見えない形で繋がっています。

このような社会で新たに求められている価値観とは何でしょうか?・・・

企業だけが潤っていると、人はその企業を見透かして他の企業へ転職をしますし、企業と人が潤っていれば、

企業と人はうまくいくだろうが、消費者や顧客は去ってしまいます。

この三者を企業活動に生かす事が企業にも人にも、消費者も顧客も満足出来ることだと思います。

今からも企業の交代劇は続いていくと思います。

時代の変化に付いていけなくなった企業は消えて行き、変化に対応できた企業が生き残り繁栄して行きます。

この繰り返しが企業サイクルだと思います。

今の社会変化や世界で起こっていることに、その兆候はいろいろ出ていると思います。

今日の覇者は明日にはいなくなるかも分からないのが企業社会です。

大きいから、お金があるからだけではもはや企業の安定や成長の要因ではなくなったということです。

今は小さな企業でも必ず後年、社会に出現して大きな成長を遂げる企業があるのです。

そこには強烈で単純な社会的存在理由や事業方針や経営基軸があると信じます。

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当初、今月は別のタイトルを考えていたのですが、たまたま観ていたYouーTubeで懐かしい歌手が歌っているのを観てしまい、自分の10代後半から20代始めを思い出してしまいました。その当時の友人や東京という大都会での生活や風景などが懐かしく思い出され、年を重ねた今になって懐かしい思い出となったその頃の話をさせて貰います。 私が若い頃は日本が高度成長期へ突進し始めており、経済成長と安保、ベトナム戦争と学