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  • 執筆者の写真株式会社ビジョンクリエイト

韓国最新情報 第143号

先月中旬、ソウルに1週間滞在して来ました。 ソウルにはプライベートを含めて、これで記念すべき10回目となりました・・・ まだまだ知らないこと、分からないことが多いですが、それでも何となく「空気」のようなものを感じ取れるようになって来たように思います。 「郷に入れば郷に従え」のごとく、親しく振舞っていると、ごく自然に知己が増えて来たように思います。

また、移動は地下鉄の利用が多いのですが、とても便利で、安く、またソウル庶民の縮図のように車内でいろいろな光景を目にすることが多いのです。 例えば、ソウル(=韓国全体?)で多くの人達が持っているスマホは、日本の人達が使っているサイズよりも一回り大きなサイズのものが多く、大半の乗客がイヤホンを付け、画面を食い入るように見ている光景が目立ちます。 音楽やドラマ、ニュースといったものを見ているのです。 地下鉄車内ならいつでも、どこでも使えるのがソウルの地下鉄での光景です。 日本でよく見かける隣の人のイヤホンから、金属的な音が漏れ出て周囲の乗客に迷惑がられている光景はありません。 何故なら、イヤホンから音が漏れ出てこないからです。 イヤホンの仕組みでも違うのでしょうか?・・・

また、車内ではお年寄りやハンデキャップのある人へ、席を譲る若者や健常者は当たり前で、黙ってさっと席を譲りますし、座った年長者だってお礼の言葉すら言いません。 ごく普通の当たり前のことのようになっています。

また、タクシーも日本の半分以下の料金で済みます。 日本のタクシーのように5000円以上は半額といったことはないようですが、2000ウオン(日本円で190円弱)からメーターは始まるようで、これは大阪の初乗り運賃の1/3以下です。 逆に、ガソリンはレギュラーで180円余りですので、どうなっているのかとその仕組みに興味があります。 恐らく助成金や補助金が出ているのではないかと思います。 かなりの割安感があり、利用しやすい感じがします。 反面、ソウル市内はどこも渋滞しますので、時間が決まっている時などは、やはり、地下鉄が便利で確実です。

地下鉄料金ですが10キロ以内なら日本円で100円程度なので、20や30の駅を乗っても200円余りで済みます。 大阪市では初乗りで200円、少し進んだだけで230円、270円と上がって行く料金は物凄く高いと感じます。東京ですら大阪市より安い。 大阪市のやり方には本当に料金の下げようがないのか疑ってしまいます。 また、チラシや宣伝のオンパレードで車内放送でも民間企業の宣伝アナウンスをしているので、正直なところ、お金、お金ばかりで嫌悪感が先にします。 そんなことより車内アナウンスの練習を徹底させて欲しいなと思います。

食べ物も一般的に韓国の方が安いです。 勿論、高い店もありますが、一般的には日本よりボリュームが多くて価格が安い。 電気、ガスも同じで日本より安い・・・ それでいて、給料は日本と同じ程度なので、日本よりも広いマンションに住んでいて豊かそうに見えます。

結局のところ、社会インフラが安くて、日本より進んでいると感じます。

ソウル市内の一般道路は片側3~3車線は当たり前ですし、市外へ出る道路もアメリカのフリーウェイと同じで広い。 新しい街作りでは、まず道路が先に計画され造成され、そして建物等が後から作られています。 日本ではどうも逆で、家や建物が出来てから道路でも作ろうかと行政が動き出し、道路造成に入るので、どうしても道が狭いし、クネクネしています。 また、3月にはあちこちで道路の掘り返しが盛んに行われ、結局、アスファルトのふせだらけになったりしています。

韓国でも、朝鮮王朝時代やその後は下水道の整備は殆ど行われておらず、家々の前には汚水がそのまま流れ、悪臭が酷かったと外国人の記録に書かれていますので、近代化は日本より遅かったと思いますが、その後が違っていたように感じます。

また、政府や行政のお金の使われ方が日本と違うことうぇお感じます。 具体的なことにお金を使うのが韓国流だと思います。 日本では、お金はそのままお金として中小企業等には低金利で貸し出されるか、助成金や補助金までです。 韓国では具体的に商品が売れる為の手段にお金が使われます。 国際商談会などがその典型です。

この面では、日本より遥かに欧米型ビジネスに近いと思います。 そして、企業間の競争も厳しいし、激しい・・・ 勝ち組、負け組みというより、生き残り組、死に組だと思います。 また、誰もが勝ち組になれないのに、大卒者でも日本のようにそう簡単に中小企業には就職しないのです。 皆が日本人が思う以上の競争をしています。 英語が話せる人の割合は日本の2、3倍はあるのではないのでしょうか?・・・

また、競争に勝ち残って一流会社へ就職出来た若者でも、いつ弾き飛ばされるか分からないので、勤務時間後に夜学や専門学校へ通って、語学や法律や専門知識を吸収する人も多い。 朝は朝で象徴からフィットネスセンターで汗を流している人も多い。 この辺は日本の方がまだ楽だと思います・・・

ここまでやっているから、やはり性格は日本人より平均して激しいと思います。 本当に日本人から見ても、韓国の人は頑張っています。 日本へ来たこともないのに日本語を流暢に話す若者が結構いるし、中には6ケ国語を話す若者すらいたりします。 これは独別な才能があるというより、やはり猛勉強=競争社会だという表れでもあると思います。 過度な競争社会になると、競争で負けた人達の歪も出ているのは間違いありません。

私が韓国を訪れる度に思うことは、来てみて、彼らの中に踏み入ってこそ親しくなれることだと思います。 「郷に入れば郷に従え」とはうまく表現した言葉です。 これこそ、韓国で知己や友人を作るコツのように思います。 国の前に人がいます。 人がいて国が作られています。 その両者に一致する部分がどれだけあるかは分かりませんが、少なくとも知り得た韓国の人達は日本流で言ういい人達ばかりです。 私はきっと運がいいんだろうと思います。

これからもビジネスでも個人でも、永く付き合えることを望んでいます。 まもなく、社員である韓国人と、日本人の二人が結婚します。 正に、個人が国よりも優先する慶事です。 人に国境はありません。 これが私の考えです。 これからも韓国には訪れる機会があると思いますが、新たな気持ちで訪問したいと思います。 20回目を目指してです。

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