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新規事業 第147号

当社は当月より創立14年目に入りました。

一人で始めた会社も、今では56名の社員がいる会社になりました。

創業以来、多くの社員が入社しては去り、また入社してはと繰り返している間に、ようやくここまでたどり着いた感じがします。

志半ばで倒れた友人や同じ社長仲間に比べると、本当にここまで何やかやと言いながらもたどり着けたものだと思います。

しかし、会社は続いているだけではダメで、少しでも発展していかないといけないと思います。

この「発展」こそ、企業の永遠のテーマに他なりません。

世界でも名だたる大企業ですら、世の中のニーズの変化やその対応に遅れると、決定的なダメージを受け、巨額の赤字に陥り、社員のリストラや事業売却、競合他社の資金流入、そして再び同じ対応の繰り返しといった図式が浮かびます。

ダーウィンの言う、「強いから生き残るのではない。変化に対応出来たからこそ生き残るのだ」という進化論は、正に生物のみならず、企業にもあてはまる言葉です。

スポーツでも同じで、強いから生き残るのではなく、勝つからこそ強いのだということも同じです。

絶対的な強さより、競争相手よりも少しでも強ければ生き残れるのです。

だからこそ、私たち中小企業も大企業に勝てる、或いはその中に割り込めるチャンスが充分にあると思います。

何か小さなニッチな隙間やアイデアで勝てる、生き残れるのです。

まともに大企業や先行しているコンペチターと正面衝突したら、間違いなく潰されます。

大企業や先行したコンペチターには勝てるだけの人材、財力、能力、情報、ものがあります。

でもよく考えると、そんな大企業等でも元々は、小さな中小企業だった筈です。

こう考えると、決して希望を捨てる必要など全くないと思えるのです。

当社は、大層なことは考えてはいません。

ちょっと既存とは異なる視点や切り口から割り込んで行こうと考えています。

それが当社の新規事業の理念、考え方です。

中小企業にホームランは必要ありません。

小さなヒットを続ければ、点も取れますし、強いチームに勝つことすら出来ます。

それで充分です。

バントでもポテンヒットでもいいのです。

塁に出ることが重要なのです。

実際にアプローチ中のお客様からは、新しい提案を疑問視する声が多く聞かれます。

それだからこそ、新しい概念ややり方や価値観が入り込める可能性があります。

皆さんが皆、それは素晴らしいと反応してくれたら、きっと私は逆に心配になります。

それは本当なのだろうか????・・・と

「勝機は我にあり」

商いというものは商いをする立場の人の価値観よりも、買い求めるお客様の価値観の方が絶対的に正しい。

そこが見えるので、私はそれほど心配はしていません。

必ず、勝つに決まっているとさえ思います。

ただ、時間がかかるかも知れません。

正確には暫くの間、生き残ることが必要ですし、また、それが出来るとも信じています。

 暫くですので、その次の「+α」が必要です。

その+αを考えることが、人間観察、企業観察だと思います。

チャンスは本当に小さな鉱脈と同じで、全体が見えないのではないかと感じます。

小さな手応えが、更に大きな手応えを感じさせてくれる・・・

ここに興味がある限り、発展の継続は可能ではないでしょうか?・・・・

いよいよ、9月下旬にその新事業が始まります・・・

始まっても、まだ、システム機能のリリースに過ぎず、お客様集めは本格的にこれからです。

でも、今はまだ小さけれど確かな手応えもあります。

その手応えを、確かなものにしてゆく知恵、工夫、努力がこれから始まります。

確実に、着実に、事業を広げようと思います。

必ず勝ちます。勝てるのです。

まずは東京地区でその新事業は始めます。

市場性規模が大きく、進取の精神に富んでいますし、競争相手も多い、この東京が日本中で最も魅力的な市場です。

当社にとっては初めての本格的な新規事業です。

その成否は大きく今後の当社のあり方を左右するものです。

だから、絶対に成功させなければなりません。

こんな時、つくづく思います。

企業の財産は「人」だと・・・

人に恵まれた経営者ほど幸せな人種はいないと思います。

創業者だと威張ってみても、所詮は一人では何も出来ないのです。

優秀な社員がいてこそ、夢は実現するし、企業の発展もあります。

創業時、社名をあれこれ考えていた時、いったい自分は何をやろうとしているのか、どんな企業にしたいのか、

理想とする目標は、何が大事なのだろうか・・・

こんなことに考え悩んでいた時、考え抜いて作った社名がVISION(=将来の達成した姿)と創造(=CREATE)だったのです。

それだけに新規事業の初めての本格的展開には、やっとここまで来れたという想いと、これからが本当の創業だとの想いがあります。。

新規事業が成功すれば、次なる新規事業も起こしていきたい。

だからこそ、今回の本格的新事業は何としても成功したいのです。

今はまだ新規事業の内容を具体的にはお話できませんが、次回は詳しくご報告できると思います。

生みの苦しみだったかも知れませんが、ここまで来るのに1年以上かかりました・・・

随分と時間とお金と、そして心労を味わいました。

本コラムでは詳しい報告は来月になりますが、当社ホームページではオープン時に公開しますので、そちらを是非ご覧下さい。

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