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  • 執筆者の写真株式会社ビジョンクリエイト

社内改革 第44号

桜の花の艶やかさも瞬く間に去ってしまい、また来年までお預けとなりました。 桜の花は、何か新しいことを始める場面や潔く何かを終える場面が多いと思います。 現に、創刊予定の社内報表紙にも桜がモチーフとして表紙を飾ります。 本当に日本人には桜は特別な存在なのだと思います。

さて、今回は「内改革」いう真面目な内容をお話したいと思います。 誠にお恥ずかしい限りですが、昨年から今年にかけ社員が大幅に減ってしまいました。 これを機に残った社員で改めて頑張ろうと決意しました。 幸いにも多くの社員が残ってくれ、今もこうして本業をやり続けることが出来ています。

私は、この機会に社内改革を推し進めようと大阪商工会議所のセミナーに参加しました。 そのセミナーで、経営コンサルタントの先生にお会いし社内改革に取り組み始めました。 1年や2年で社内改革など出来ないことも分り、まずは3年計画で進めることになりました。 それからまだ半年しか経っていませんが徐々に変化が起こり始めました。 過去に2度も3度も挑戦し実現出来なかった給与制度を抜本的に改革しこの3月から導入しました。また、家族手当も新設しました。 資格についても減価償却の考え方を取り入れ年数と共に残存価値が下がることにし、既存資格は買上げで新規取得は一時金で対応することにしました。その分、受験料は会社が全面的に支援する制度にしました。

しかし、これはまだまだ始まりに過ぎません。 社内システム環境の整備、社内研修制度、技術教育制度、はては楽しいイベント制度まで着手しました。研修は社内のみならず社外も対象に考えています。 要するに、全てが改革に向けて進め始めました。

創業の目的である当社ビジョンははるか遠くにあります。 そのビジョン達成へ向け、お互いが助け合い、励まし合い、目標を確認しながら進み続ける訳です。 その目標は単なる規模や利益ではありません。 自分達の将来を賭ける目標です。 その目標を実現する為には、強くて持続性の高いエネルギーが必要となります。 そのエネルギーは私利私欲から出たものではなく、もっと大きくて強いものです。 言わば、「ビジョンクリエイトは世の中に必要な会社なのか????」という問いなのです。 それは私利私欲を超えた存在であり、長続きするエネルギーの源泉となります。

先日、ある講演会を拝聴する機会がありました。 金沢のある持帰り寿司の社長さんの講演でしたが、大変な感銘を受けました。 その話の中に、かつての工場長さんの逸話がありました・・・ その工場長さんは、今、堺で豆腐屋(豆富屋というのが相応しいそうです)さんをやっておられ、大変においしいと評判なのだそうです。

そこで早速、インターネットで調べてみました。 そして、二度、ビックリしました。 もっと深くて長い感動がありました。

私はこの豆腐屋さんの記事を読んで心を打たれました。 自分の利だけを考える人が多い中、人よりも回り道をして、正しいと思う道を歩み、精進に精進を重ね、やがてはお客様に認めて貰うという「一念」に心を打たれました。

豆腐屋さんを始めた際に、先の寿司屋さん創業者であった先代社長から届いた手紙が紹介されていました。 「大阪で一番の豆腐屋にして下さい。原価率だの粗利益率だなどという賢い豆腐屋になるな。ただおいしい豆腐を作ることに専念する、バカなような商人であって欲しい。(後は省略)」と。

この話を読んで、そこには事業の原点があると思いました。 利が我にあるではなく、利は他にあり、社会にあるという原点です。 その証拠を物語るように、ある日、日本を代表する家電メーカーの事業本部長さんから豆腐百丁の注文があったそうです。 訳は、その豆腐屋さんの豆腐を食べながら商売とは何かの原点を幹部と一緒に考えたかったのだそうです。 ですから、この豆腐屋さんには商売の原点があるのです。

事業とは、お客様に何が喜んで貰えるのか、それをトコトン実行するではないかと思います。 小さな会社でも小さなヒットを続けて行けば、それが大きな力になり、大きな形になって行くものだと思います。 現代は才能やビジネスモデルがもてはやされる時代ですが、そうではなく、小さな部分に小さな信用や小さな工夫や知恵がダイヤモンドのようにあるのだと思うのです。

当社も少しずつ、少しずつ、良くなったり悪くなったりして行くと思います。 そして、それが継続出来たら、いつかきっと大した会社になると思います。 諦めたらそこで終わります。諦めないでやり続ければいつか必ずいつかその日が訪れます。 そう信じて日々の努力を重ねたいと思います。 感謝。

追伸:早速、そこの豆腐を食してみました。肌が滑らかで自然の味で大変おいしいでした。 私のお気に入り店に登録しました。

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