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苦境の時 第107号

  • 2009年12月1日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年6月21日

いよいよ平成21年も最後の月となりました・・・ 特に、今年は昨年来の不景気を引き摺ったままの一年となりました。 良い事が少なかったような毎日でした・・・ 時代の大きな転換期に入ったのではないでしょうか?・・・ 特に、IT業界は散々な状況で、仕事が激減してしまいました。 全くない訳ではありませんが、途中でプロジェクトの中止や見直し、或いは費用削減が多発し、大手から零細までの各IT企業は苦りきった表情をしたところが多かったと思います。

ここに来てあと一月となりましたが、デフレの勢いは止まらず、仕事がない、売上が減って収益を圧迫し、待遇面も下がる一方で、消費は落ち込み、物は売れない、売れないから製造業中心の 日本企業はの収益が更に悪化し、そして、仕事がないから再び繰り返す負のスパイラルに陥っているのが現状です。

こんな中、当社も例外ではありません。 従来型事業を将来へ延伸して良いのか、それとも事業転換をすべきなのか、考える機会が多くなり、何かを決断しなければならないように思います。 従来型ビジネスは、「変化という大波の中で翻弄され、進むべき方向を見失いそうになりながら、且つ、自信も喪失しつつある中で、「正しい選択なのだろうか?」と自問を繰り返すことが多くなっています。 一旦、心を強く定めたならば行き先のみを見つめて、いざ突き進まん!というのは強い人の話であり、私など気の弱い経営者からは程遠い心境です。 今の私には迷いという言葉が当てはまるのかも知れません。

昨年のリーマンブラザーズ崩壊以来、私は気持ちを定めました。 しかし、不変ではないのです。 一刻たりとも自分の心は同じではなく、常に変わっています。 将来へ向かって事業シフトを行い、御用聞き的営業スタイルから 提案型事業へ転換しようと決心したのです。 しかし、新しい事業展開がそう簡単に門戸を開いてくれる訳がなく、悪戦苦闘しているのが実態です。 ともすれば、固く自分に誓った強い志が揺らぎ、間違っていないのか?と自問することが多々あるのです。 そんな気持ちだから、迷いが少しでもあるからなのかも知れませんが、事実、業績も比例してしまうのです。 成功した人達が羨ましく思えたり、どうすればそうなれるのか?といったことに人一倍聞き耳を立てるのも事実なのです。

経営者は誰もが絶対的に強い訳ではありません。 迷いもあれば、失敗もあります。 しかし、それでも前を向いて進まなければならないのです。

こんな時、良く考えることは当社の社是と経営理念が私自身の羅針盤だということです。 当社の社是は「情報に関連した新しい事業を起こし、発展させ、社員の物心両面の満足を追及し、更に情報化社会の発展に貢献することを事業の目的とする」です。 経営理念は社是を構成する大きな3本柱として位置付けています。 一.事業の発展 一.自己の実現 一.社会への貢献

私が何故、社名をビジョンクリエイトに定めたかも、この原点に沿ったものでした。 人には必ず迷いが起こります・・・ そんな時必ずと言っていいほど、事業が上手くいっていないのです。 迷った時には、自分で自分を修正しなければなりませんが、このような社是や経営理念が不変の鏡として重要なものとなるのです。 そういえば、何かの本で成功した経営者には本人以外に第三者的に掲げた社是や経営理念が見えるように張ってあると読んだことがあります。 経営者も迷うのです。心配で眠れない夜もあります。 そんな時、自分を正すべき指標こそ、社是と経営理念だと思うのです。 儲かるとは「信じる者を大勢作ること」だと聞いたことがあります。信じるとは人の言っていることをという意味ですので、顧客マインドに沿った企業こそ顧客や社会、或いは社員に認められる のだと痛感します。

今、改めて自社を見回すと苦境のど真ん中です。 そんな時にこそ、自分の目標や進むべき道が試されています。 創業の気持ちに戻り、何度でも社是と経営理念を心の中で念じて迷いながら進んで行きます。 迷うことは決して悪いことばかりではありませんが、迷い過ぎると自信喪失になってしまいます。 これからも、一日は迷い、二日は迷わず、また一日を迷い、二日は迷わず、・・・このペースで自分自身と闘い続けて行く所存です。 五年後、十年後、二十年後、五十年後まで生き残れる、そんな会社作りをしたいと願っています。 日々精進、これに尽きると思う昨今です。

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