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ペット 第193号

今月は多くの家庭で見られる犬や猫などのペットについて書いてみようと思います。 私も犬を飼うことが夢なのですが、かみさんからの毛が落ちる、部屋の中が傷だらけになると反対され、娘 と二人、それ以上に発展しない会話に、大きなもどかしさを感じています。 かみさんは、小さい頃や中学生の頃に犬を飼っていながら、そんなことを私と娘に言うのです。 屋外で飼うならいいけれど、そうじゃないと犬が可愛そうだとも言います。

しかし、敷地が広いとは言えない我が家ですが、どうして駄目なの?と感じています。 以前、住んでいたマンションはペット可でしたが、それこそ今よりも狭く、犬には可愛そうだと思ってい ました。 反面、かみさんの言う話にも一理あるのです。 毛が落ちる、あちこち傷つく、結局は誰も面倒をみなくなって、かみさんが散歩も食事も下の世話もみ ることになり、大変なのは自分自身になるので、もう御免だという意味も理解できます。 しかし、かみさんは飼ったことがあるのに、息子や娘や私は飼ったことが殆どないのです。

私が小さかった頃、我が家にも犬がいたことがあります。 兄が犬と一緒に写真に写っていたことを記憶していて、とても羨ましかったことを憶えていますし、お兄 ちゃんはいいなあ!と感していましたし、弟の私にはどうして駄目なのという思いばかりか、当時の貧 しかった時代に食べるものや着るものも兄のおさがりが普通だった時代です。 弟の不平不満は今と随分違う我慢でした・・・

そして今、思い出しましたが、小学校の帰路、付いてくる子犬を持ち帰って近くの崖に横穴を掘って 草で覆い隠して2,3日飼っていたこともありました。 子供は意外と残酷なことをします。。 家に帰って、母親に犬を飼いたいけどいい?と尋ねると、駄目だと言われたばかりか、その犬は交番へ 届けてきなさいと言われて、嫌々、交番に連れて行ったこともありました・・・ その時の気持ちは今でも憶えています。 その犬がその後どうなったか知りませんが、可愛そう!・・・といった気持ちでした。

また、住んでいた平屋の市営住宅の向かいに、山口さんという家があり、そこに白地に黒のまだらが 混じったポチというビーグル犬だと思いますが、犬がいて、とても羨ましく思っていました。 可愛がっていたのは私より年上で一人っ子だった進ちゃんでした。 もう半世紀も前のことで懐かしく思い出します・・・ 当時はペットショップなどなく、たくさん子犬を飼っている家から貰ったり、迷い犬を拾って飼っていたの が普通でしたが、今はペットショップが普通のようで、随分と様変わりしました。

話を戻しますが、犬を飼いたいのにかみさんが駄目だということで今も押し切られています。 確かに、今の犬は交配も進み、小さな家や室内でも飼える小型犬も多いですが、私個人は大型犬が 好きなのですが、それは無理なので、柴犬がいいなあと思っています。 柴犬といえばTVで有名な「豆助」という犬がいますが、もし、もし、飼えたら当家では間違いなく名前 は「まる」と決まっています。 その名前は奥さんが小さい頃に飼っていた、残飯が大好物だった犬の名前なのです。

いやらしいことに、かみさんはその話をする時に本当に嬉しそうに当時の愛くるしい様子を交えながら 息子や娘にその素晴らしさや賢さ、強さを語るのです・・・ 訳があって、遠くの親戚の貰われて行ったのですが、まるは縄を噛み切って一昼夜もかかって家に戻 ってきた話などを私達に何度もするのです。 そんな話を聞いていると、娘は飼いたくなるに決まっています。

でも、こんな話は今の我が家を暴露するようで恥ずかしいのですが、家族の絆が傷ついている今、いい 結果をもたらすかも知れないと思っています。 反面、かみさんの言っている話も理解できます。 毛が落ちる、あちこち傷つく、結局は誰も面倒をみなくて、かみさんが散歩や汚物の始末や食事や後片 付けなどみないといけなくなり、これ以上忙しくなるのはもう御免だということだと思います。 子供達が世話を全部してくれたらという意味だと思います。

今だからこそ、飼った方がいいのではないかと思います。 反面、ペットショップで20万円近い価格を見ると、何で犬が高額で売り買いされるのだろうかと思ってし まいます。

実際、各県に一箇所程度ある、引き取り手のいない殺処分される前の犬達を施設に見に行ったことが ありますが、そこにはペットショップとはまるで違った風景がありました。。 新たな飼い主が見つからなければ死ぬ運命の犬達です。。 どこか、目はうつろで、自分の運命を知っているようなそんな目つきです。 ペットショップにいる幼い犬達とは全然違います。 捨てられた犬、殴られたり痛めつけられた人間を信用しない犬、そんな犬達はあまり吼えたりしません。

こんな姿をみると人間の勝手さを思います。 飼うなら一生飼うのがルールだろうと思います。 でも、一人暮らしで亡くなった主人の飼っていた犬などもいます。 どこか空しい気持ちになります。

係員の方が話してくれましたが、犬にも感情もあるし、主人と似てくるし、人間と同じですと・・・ 人と同じ感情を犬も持っているんですよと言われた時には、胸がジーンと詰まってしまいました・・・ それから1週間か2週間後にはこの世にもういないのです。

そんな殺処分される犬達が日本には何万頭もいると言っていました・・・ どうにかならないものかと思います。 単に飼うのであれば、止めた方がいいと思います。 飼うなら家族の一員として、一生、面倒をみるのが犬達へのマナーだと思います。

今、癒しというか、誰にでも接することが出来る子犬でもいたらいいなあと思うのは私だけではないと 思います。 何とか頑張って犬が飼えるように話を進めて生きたいのですが、4Kテレビのような価格を見ると、ど こか考えてしまう自分がいます。 また、一度、先ほどの処分場に出かけてみたいと思います。 勿論、かみさんには内緒でです・・・

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当初、今月は別のタイトルを考えていたのですが、たまたま観ていたYouーTubeで懐かしい歌手が歌っているのを観てしまい、自分の10代後半から20代始めを思い出してしまいました。その当時の友人や東京という大都会での生活や風景などが懐かしく思い出され、年を重ねた今になって懐かしい思い出となったその頃の話をさせて貰います。 私が若い頃は日本が高度成長期へ突進し始めており、経済成長と安保、ベトナム戦争と学