今月は至極あっさりとした話題について、私なりの使い方を紹介したいと思います。 私が使っている手帳はシステム手帳と呼ばれている、中身が取り替えられるもので、穴が上下に 3個ずつ計6個あるものです。 一応、皮製ですが、実はもう14年ほど使い込んでいます。 会社を創業する際に家内から余っていた未使用のものを貰い受けました。
特に、中のページレイアウトこそ何回か変えましたが、今はずっと、開くと月曜から日曜まで記述 できるものを使っています。 そのページの前には年間カレンダーが2004年分から付け足してあります。 逆に、スケジュール表の後にはカラー別のページを4~5種類使い分けしています。 白は経営にヒントになる話や内容を、黄色にはビジネスアイデアを、赤にはいろいろな機密情報を、 青には何か話のネタになること(例えば、本コラムのタイトルなど)を書き綴っています。
また、中身にはいろいろな日程が書かれています。 黒枠で書かれているのが会議や来客や訪問予定です。 それも「来」、「行」、「会」と種類が分かるようにしてあります。 それから一番大切なことが赤色で書かれてあります。 それは何かといいますと、支払い先と金額が書かれてあります。 この習慣はもう13年程は続いていると思います。 大事なことなので赤色なのです。
当社には、小さな小さな支払いでのこだわりがあります。 それは実際の振込日に関することです。
一般的に、大企業様は請求の締め日から1ケ月後に振込みがされます。 中にはかつて締め日から15日後に振込みされる大企業様もありました。 ところが、当社は取引先様から入金して貰った同じ日に、支払いに回すと、途端に資金繰りに影響が 出てしまうことになるので、支払いは少し先にお願いしています。 経営者ではない方には可笑しな話ですが、同じ日に設定すると、事業は拡がっているのに、手元に 現金がなくなって行くのです。 儲かっているのにお金がない!・・・ 安全のために支払いを遅らせている訳です。
でも、当社もいい会社にしたい、少しでも大企業のように早く支払いをしたい、そういう会社になりたい。 こんな思いから期日よりたった一日ですが、早く振り込むことにしています。 このたった一日のことが、とても大切なこだわりになっています。 例えば、うっかりして振込みを忘れていても翌日なら間に合います。 これで助かったことが何度かあります。 人はミスするものなので、安全策を講じているようなものです。 また、支払先には一日前に入金されるので、決して嫌がられることもありませんし、迷惑なことも ありません。
将来はこれが2日、3日、・・・となって1ケ月になれるような会社になりたいと願います。 そこまでたどり着くにはあと何十年かかることでしょうか・・・ 手帳にはそんな想いが込められているのです。 少しずつ業容が大きくなって、一日の中に納まらなくなる日がいつか来ると思います。 それを目指して頑張ろうと思います。
また、手帳の中にはコピーした会社の組織図や親戚への連絡先、会社の年間予定表、東京の地下鉄 路線図、自分が考える良い会社とは・・・の箇条書きもあります。
最後に、お恥ずかしいことですが、私の考える良い会社とはを紹介しておきます。 ・親子2代にわたって働く社員がいる会社 ・定年のない会社 ・潰れない会社 ・先輩社員、後輩社員が隣にいる会社 ・あの会社ならいい会社だと地域で認められる会社 ・失敗よりもチャレンジを褒めてあげる会社 ・外国人社員が普通にいる会社 ・食堂や保育所がある会社 ・自社ビルで働ける会社 ・家族を安心して養える会社 ・社員の持ち家制度を助成してくれる会社 ・年を重ねても若い社員から尊敬される会社 ・正々堂々とした会社 ・世界が市場になる会社
今は大法螺に過ぎませんが、少しでも達成して行きたいです。
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