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  • 執筆者の写真社長

CPAP治療 第246号

まえがき

CPAPという言葉をご存じでしょうか?

CPAPとは英語でContinuous Positive Airway Pressureと書きますが、翻訳すると「連続的で確実な呼吸路圧」といった意味でしょうか。

また、positiveはneativeの反意語とし積極的とか肯定的という意味でよく使われますが、最近では新型コロナのPCR検査結果の「陽性」のことも意味しています。

また、このCPAPはある病気の治療器として使われていることで有名です。

その病気とは無呼吸症候群と呼ばれているもので、皆さんもお聞きになったことがあるかと思います。無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が止まる病気のことです。

恐い病気なのですが、まだまだ世間的には深刻に捉えられていない気がします。

実は私も昨年の11月からこのCPAPを利用しています。


無呼吸症候群

無呼吸症候群とは、睡眠中に気道が塞がれて呼吸していない状態が起こる病気です。

そのまま放置していると死に至ることもある恐ろしい病気です。

このCPAP治療の前に、どの程度呼吸が止まっているか調べる為に睡眠中に呼吸状況を測定しました。

測定後に専門医から説明が行われ、測定結果のグラフを診ながら内容を説明してくれました。その内容を分かりやすく言えば1時間に何回呼吸が止まっていたか、呼吸停止の時間はどれ位だったかも説明してくれました。

私の結果は悪く、その場でCPAP治療を行うことが決まりました。


後日、CPAPメーカーから宅急便でCPAP器が送られて来ました。

梱包を解いて説明書通りに組み立てていくと、頭を覆うヘッドギアのようになり、鼻にあたる部分に柔らかいゴム製の鼻を覆い隠カバーが付いていて、そこまで長い管が治療器本体から繋がれていて、その中を空気が送られる仕組みになっていました。

水タンクも付いており、当初はそれも使って水蒸気と空気を鼻の穴から体内に送り込んでいたのですが、後日、水蒸気は不要ということになり外しました。

つまり、本体から送り込まれた空気は鼻から喉へと送り込まれ、空気が通る気道を確保する訳です。この結果、口呼吸から鼻呼吸へと変える器械なのです。


読者の皆さんならお分かりになると思いますが、いびきを掻く人の多くは鼻呼吸ではなく、口呼吸となっていて、口奥で喉の一部等と鳴動し、これがいびきの実態です。

程度の差はあるにせよ、いびきがうるさい方の多くは肥満型の人に多く、喉やその周辺の筋肉や贅肉が空気の通りを悪くして鼻呼吸を妨げているのだそうです。

私の場合は測定した結果を担当医が見ながら、最も長い無呼吸時間は2分半もありましたよと教えてくれました。

その瞬間、自分でも思わず「エッ!」と発してしまいました。

日常で2分以上も呼吸しなかったことなど生きて来て経験したことがありませんし、そんなに長く息を止めたら窒息してしまいます。

病気ながらそんなに長く呼吸停止しているなんて自分でも本当に驚きました・・・

若い頃は水に潜るのが得意だったのですが、2分以上も息をしないことなどあり得ない長さなのでその時は本当に驚きました・・・

このまま放置すると命に関わりますよと言われた時には流石に実感しました。


使用開始とその結果

早速、その夜からCPAP治療が始まりました。

最初は慣れないので寝付けない日もありましたが、やがて、家族にも聞いてみると昨晩は静かだったと言われ、その効果は凄いものだなと実感しました。

よく眠れると聞いていたのですが、確かに睡眠が深くなったように感じます。

家族には動物園にいる猛獣のようないびきと言われていたので、たったこれだけでその音が少なくなった効果には自分でも驚いています。


それから1ケ月以上経ってから持病の高血圧症の定期健診で主治医(CPAPの担当医とは別の医者)に診て貰ったところ、血圧が下がっていたばかりか、高脂血症の数値も下がっていて、何かありましたか?と聞かれてCPAP以外には心当たりがないので、その事を伝えました。

すると、「その影響ですね」と主治医には言われました。


その理由を聞いたところ、主治医は次のような説明をしてくれました。

血圧が高いとその影響で脳の血圧も高くなりがちで、脳梗塞や脳血栓など危険因子になります。呼吸停止があると、十分な空気が脳へも送り込まれなくなり、脳がもっと血液を送りなさいと指令を出すので心臓はその指令に応えるべく一生懸命に心臓から送り出そうと頑張るのだそうです。そうなると心臓の心拍数も上がるし脳血管の血圧も上がってしまう訳です。こうして、心臓には負担が集中し頑張ろうと働くので呼吸も荒くなるのだそうです。

ところが、鼻呼吸なら定量的に空気が体内に取り入れられ血圧も安定するそうです。


素人の私には医学的に正しく説明することは無理ですが、体内の機能も影響し合っていることは分かりました。正直に言えば、呼吸が高血圧や高脂血にも影響しているとは思っていなかったので人間の体の不思議さや合理性に凄いなと感じました。

体内の不思議な臓器や機能が連動して働くことを考えると不思議な感覚になります。

人間だけではないですが生物の機能進化には驚かされます。


ライオンの食生活

話は脱線します。私はyou-tubeでライオンの生態を観るのが好きなのですが、ライオンは肉食動物で水と肉位しか体内へ取り入れませんが、それなのにどうして体がおかしくならないのだろうか?と思ってしまいます。

人間なら絶対に肥満になり動脈硬化になります。人間にもビーガンという、肉類を一切摂らない健康志向の人達もいますが、ライオンは肉しか食べないのに、どうして肥満ライオンもいないし、病気がちのライオンも見かけません。一体、体の中はどうなっているのか?と不思議に思うことがあります。その上、泥水みたいな汚水をペロペロと長い時間にわたって舌を使い、体内に取り入れています。お腹も丈夫なのでしょうか?・・・

ネコ科の動物ながら猫とは大違いです。

肉しか食べないライオンの太らない要因は何故なのか気になります・・・

ひょっとしたら植物を食べる動物を捕食しているから、間接的に植物栄養を摂取出来ているのでしょうか?・・・一度調べてみたいと思います。


慣れ

さて、話を戻しますが、CPAP治療には慣れて来ましたが、今度は慣れ過ぎて寝ている間に無意識に装置を取り外すこともあります。

最初はあれだけ異物感のあったCPAPですが今は慣れてしまい、無意識に外すことをどうやって止めたらいいのかを考えています。

CPAPは治療であって無呼吸がなくなる訳ではありませんので、CPAPを取り外すとまた元に戻るそうです。完治させるには元々の原因を取り除かなければなりません。

運動もして体重を落として様子を観て、それでもダメなら別の要因を突き止め、治療しなければならない訳です。加齢も進むので、そういう年代だと言われるかも知れませんが、それでも夜中に咳き込んで目が醒めることは避けたいです。


老いる

年を重ねると体の機能が徐々に低下していくことであり、誰にでも仕方がないことなのですが、自分の努力次第で少しでも遅らせることは出来ますので努力はしようと思います。

私は赤ん坊の時に健康優良児だったので過信するところがあり、これからは自分の体にも感謝して生きていこうと思います。

先程、話題に出したライオンの寿命ですが、野生だとオスは10年~15年程度、動物園なら更に5年以上延びるそうです。

人間から観ると、百獣の王の寿命はとても短いです。その上、生き残るのは20%と言われる厳しい動物社会です。これに比べると日本人の平均寿命は凄いなあと思います。人生100年時代ですからね。生存率も高いです。

私にもまだ残っている寿命もありますので、この世に何か生きた証を遺していければと思っています。自分の寿命を考える、感じる、そんな年齢になったのかと感じます・・・

自分の生きざまを出来る範囲で書き残しておきたいとも思うようになりました。

生まれた時から長い間、この体は動いて来たのですから、亡くなった両親には素直に感謝したいと思います。そして、最後までしっかりと生きようと思います。





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