社長コラム

スコットランド

冒頭から妙な話をしますが、私は小学生の時にイングランド民謡のグリーンスリーブスを聴いた時、自然と涙が出て来て
とてもしんみりとした気持ちになり、その外国のどこか知らない場所と自分に何か関係があるような妙な感覚になった
ことがあります。
それから大きくなるにつれ、輪廻という言葉を知り、小さい頃のグリーンスリーブスを聴いた経験がそうなのかなと思う
ようになりました。
その気持ちを今でも時折、思い出すことがあります。
正確に言うと、イングランドというよりスコットランド地方の人がいなくて寂しい古城と湖沼があるような風景なのです。
今でもスコットランドの音楽を聴くとその時のことを思い出します。
バブパイプの音色も賑やかですが、妙に神妙な気持ちになります。

しかし、イギリスにも行ったこともなければ、その国についても殆ど何も知りませんでした・・・
ましてや、イギリスが4つの独自の地域から成り立っているとは。
たまたまu-tubeで「勇敢なるスコットランド」というバブパイプ演奏を聴いていて、忘れていたことを思い出した
ようにスコットランドの歴史やイギリス本国との違いなどをネットで知りました。

正確には、イギリスは4つの地域というか国というか(カントリーという)が連合している国だと知りました。
国としては一つなのですが、文化、習慣、価値観、食べ物、体格などにも違いがあって、4つのカントリーが一つの国を
形成しているのがイギリスだそうです。
現に、2014年にはスコットランドでイギリスから独立するか否かの住民投票が実施され、イギリスへ残る投票が独立
派よりかろうじて多い結果となり、そのまま残りました。
スコットランドはスコットランドであり、正確にはイギリスと単純に言えないようなのです。
スコットランドは私達がイギリスと呼んでいる大きな島(グレイトブリテイン島)の北部にあたり、ブリテイン島の
約3分の一にあたる北部地方がスコットランドと呼ばれる地域です。

先程の独立するか否かの投票では、独立反対派が勝ちましたが、かつてイギリス領だったアイルランドは1919年から
21年にかけ独立戦争を起こし、多くの血を流し独立を果たしました。
しかし、アイルランド北東部はそのままイギリスに残り、宗教問題に端を発した内紛で武力衝突も起こりました。
こういった内情は日本と比べると難しい話で我々には分からないのが本音です。
日本で宗教が絡んだ内戦は島原の乱しか思い当たりません。
イエスキリストの元でいくつもの派に分かれ憎み合い戦うなど日本人には凡そ分かりはしません。
日本でいうと、仏教の異なる宗派同士が武力衝突するようなものです。

こういった背景を元に考えていくと、イギリス国旗であるユニオンジャックの赤や青や白や上下左右の模様が微妙にずれ
ていることがどうしてなのか理解ができます。
皆さんはこんなことをご承知ですか?
イギリスの国旗であるユニオンジャックの絵柄や色の意味です。
私も以前から難しい国旗だなと思っていたのですが、実はイギリスは4つのカントリーから構成されていることと関係が
あり、この話を聞いて成程なあと思いました。
この4つの国(カントリー)は元々が独立した地域であり、今はカントリーと呼ばれて連合している国なのです。
イギリスのパスポートの表には「UNITED KINGDOM OF GREAT BRITAIN AND 
NORTHERN IRELAND」と表示されています。

文字通り、偉大なるブリテインと北アイルランドの連合王国と記されてあるのです。
ブリテイン島にはウェールズ、イングランド、そしてスコットランドがあります。
ですから、元々のこれらのカントリーの旗や色を使い、今のイギリス国旗が作られているのです。
白に赤の縦横方向のクロスがイングランド、青地に白色斜めのクロスがスコットランド、白地に斜め方向の赤がアイル
ランドとなっています。
また、赤色が少しずつずれて描かれてあるのは、これらの元々の旗が重ならない様にした為にずらしたのだそうです。
なる程なあと思います。
イギリスは一つの国でますが、厳密には未来もこのままかは分からない程の事情や歴史があるんだなと思います。
EUからイギリスが脱退したこともあながちこの国の生い立ちや独立心の高さがあるからなのかも知れません。

過日、亡くなった作家で自然保護で有名なCWニコルさんがウェールズ出身で、ウェールズでは言葉も違ったと話を
されたことがありますが、何かにつけ緑色を好む点や生き物への畏敬があったことを思い出します。
スコットランドは殊更、独自の文化や価値観を持っているように感じます。
誇り高いスコットランドと言います。

話は変わりますが、日本とスコットランドの繋がりで有名なのはNHKテレビでも有名になった「マッさん」こと
竹鶴政孝(ニッカウイスキー創業者)の妻だったジェシー・ロバータ・カウン(通称リタ)さんとグラスゴー大学
時代に知り合い、両家に反対されながらも二人だけで結婚し、リタの応援があって日本へ共に渡り、夫のウイスキー
作りを一生懸命に支えた女性です。
思うに、スコットランド人は意思が強く、決して諦めない、強い行動力も持った人々だと思います。
他にもu-tubeで観たことがありますが、日本に住んでいるスコットランド女性は同じような気質を持って
いると感じます。

私がスコットランドに魅力を感じるのは、グリーンスリーブスの作者もイギリスとスコットランド境界付近の生ま
れで、その曲が心に沁みて来るからです。
スコットランド民謡では他にも有名な曲があり、日本では「蛍の光」と呼ばれている曲もそうです。
軽やかで賑やかな曲ではなくどこか日本人と共有する部分があるように思います。
蛍の光は日本では友との別れを惜しむ曲ですが、スコットランドでも同じ内容のようです。
この曲は世界中で親しまれています。
また、バブパイプの話になりますが、有名な曲に「勇敢なるスコットランド」があります。
この曲は戦争で敵と戦う際に吹き続けられた曲だそうで、矢玉が飛び交う中で敵から倒されても怯むことなく、
前進を続けた勇気を称えた曲だそうです。
他にも神を称えたゴスペルソングの「アメイジング・グレイス」もそうです。
この曲は神への崇拝や尊敬、感謝といった人が生きる上で力強い援助を感じる曲です。

最後になりますが、スコットランドに関係する情報を紹介しますので、機会があれば閲覧してみて下さい。
出典は公開されているu-tube(YOU-tube)からです。
ますは、エジンバラ城でのイベントを紹介します。
エジンバラ城はスコットランドの中心的存在で、この街自体が世界遺産に指定されている美しい街です。

また、先程紹介しましたバブパイプの有名な曲「勇敢なるスコットランド」の演奏は

最後がゴスペル曲になりますが偉大な神を称えた「アメイジン・グレース」です。

更に、おまけにもう一つ、こんなNPO法人もあり、イギリスをももう少し近く感じることが出来ます。
https://jpn-scot.org/

私が思うに、日本人はアメリカ人を親しく感じますが、心とか魂ということになると、日本人はイギリス人に近い
ように思います。