社長コラム

A I

今、世間を賑わすキーワードにはいろいろなものがあるでしょうが、IT業界ではAIというキーワード
だろうと思います。
英語では「ARTFICIAL INTELLIGENCE」と書きます。
ARIFIOAFIALとは人工的なという意味であり、INTELLIGENCEとは知能、知性といった意味です。
「人工的な」という意味はよく分かりますが、「知能、知性」とか言われると、いささか頭がいいとか、
知能が高いといったイメージを私は持ってしまいます。

人は何を持っていれば、知性が高く、賢いのでしょうか?・・・
私は「知恵」という言葉が知性だと思います。
知性とか知能よりも庶民的な感じがしますし、どこか機転の利くイメージもあると思います。
知性や知能は持って生まれた頭の良さが左右するような気がしています。
そもそも品がいいですから・・・

しかし、知恵は一休さんのとんちの効いたアイデアのように、知恵にはどこか庶民的な親しみを感じます。
私も大人になってから松下幸之助さんの話や言葉に多くの示唆を貰ったように思います。
勿論、お目にかかったことはありませんが、生きている間に生の声で話を聞きたかった・・・
ビデオではその姿も肉声も何度も観てはいますが、本物に優る感動はありません。
また、個性は違いますが、日本電産の永守重信さんにも同じ感覚を感じます。
郷里の大先輩である稲盛和夫さんにも大きな影響を受けています。
こういった著名な経営者には必ず共通する経営哲学があります。
一見、言葉や表現は異なるのですが、その根本は根のように繋がっています。

それは、皆さん世間や周囲で起こることを良く観ているという点と、分かりやすい言葉で話す点、そし
て叱ったらさぞかしや怖いだろうなという点です。
この3点を共通して強く感じます。

例えば、観察力についてですが、一休さんは橋の端を渡らず、橋の真ん中を渡ったという有名なとんち話
があり、松下幸之助さんには、ある社員へ魚屋へ勉強に行ってくれないかという話があり、永守さんは社
員を徹底して叱って育てるといった話があり、稲盛さんには日本航空での「誰のお金だと思っているんだ
!」という話があります。
詳細の裏話は省きますが、実に分かりやすい表現だなと思います。
私はこんな話の多い経営者には、冷たさよりも苦労した上での暖かさを感じます。

次は、分かりやすい言葉で話す点です。
これは、なかなか難しいことではないかと思います。
難しく紆余曲折して話す人はいても、松下幸之助さんのように実に分かりやすく、示唆を与えて指導でき
る人はなかなか出会ったことがありません。
このことは、ビデオや本をみて、沢山のことを学びました。
しかし、いざ自分でやってみると、地に足がついていない話になってしまいます。
自分のものになっていないのです。

更に、幸之助さんのように魚屋の話の類も出ないし、毎日同じ質問を繰り返し本人に気付かせることも出
来ないし、会議室に重要資料をただ置きっ放しにも出来ません。
永守社長は、M&Aで買収した会社が20数社はあるかと思いますが、その買収の価値判断はなる程なと
感じ入ってしまいました。

やはり、凄い人達にはオリジナリティがあって素晴らしい人達です・・・
実に良く周囲や世間を観て気付いていると思います。
それだからこそ、同じものを観ても人と異なるものが言えるのだろうと思います。
実際、初めて周囲の人が聞い時には、その意味が分からないのです。しかし、聞いている内に気付くのです。

最後が叱る点です。
怒るのではないのです。叱るのです。
これも本当に難しいです。
私はまだまだ怒ってしまいます。
叱る人もいますが、まだ怒る時もあります。
何が叱るで、何が怒るなのでしょうか?・・・

実は、愛情の差があります。。
私は神様ではありません。嫌いなタイプの人もいます。汝、全ての人を愛せよと言われたキリストではありま
せん。
どうしても好き嫌いがあります。
むしろ、あって当然だとも思います。
しかし、それは相手にも伝わるものだと思います。好き嫌いがあっても相手に見えないようにする方が賢い。
顔などに出たら最悪です・・・
でも、これがまだ出るんです。
ここが凄い人達とは違うかなと思いますが、実は」そうでもないようなのです。
有名な社長に怒られた人から話を聞いたことがありますが、それは凄い剣幕で終日続くそうです。
それでもその方は日本有数の企業にされました。
でも、出来ないものは出来ないのです。少しマシになる位だと思います。

さて、AIの話で書き出しながら、このような話になってしまいました。
しかし、ここがAIとの違いでもあります。人は怒りますが、AIには好き嫌いも怒る感情もまだありま
せん。
しかし、ずっとないのかは分かりません。
それに人間が憶えたり、集計したりする力はとてもじゃないですがAIには勝てません。
これからはもっともっと人間は負けると思います。
処理スピードが上がり、正確さが増し、人間を助ける以上の頭脳を持ち始めたら、一体どうなるのでしょ
うか?・・・
今はAIに感情はないと言っていますが、たかが人間が言っているだけで、宇宙には数え切れない星座が
あります。

そのそも人類が現在の技術で分かっている宇宙の果ては138億光年先までとと言われています。
宇宙はその先もあります。
この宇宙の中に何千億か何兆個の数え切れない星座がある訳です。
そう考えると、地球だけが、人類だけが、考えていることよりも優れた生物がいることは、むしろ当然だ
と思います。
頭脳やテクノロジー、或いは物理エネルギーを使わない生物がいるのが当たり前です。
手塚治さんのアトムなんか幾らでも作れるだろうし、そんなものはとっくに持っている生物がいても全く
可笑しくないのです。
つまり、人間の常識とか英知とかそんなものは大したことはないと思います。
そもそも死後の世界させ知らないのですから・・・

AIは動き始めていますが、これからが進化を始める世界になるのではないだろうかと思います。
その時はAIという言葉さえ、古臭くて古代の技術になっているかも知れません。
私はこのAIに堪らない魅力を感じています。
このAI、日本語で読めば「愛」となります。
面白い、楽しい、そんな情報社会が訪れて来ます。
正に、DEEP LEARNINGです。
人間の新たな世界です。
共に進んでみたいと思います。

しかし、AIは人工的な知能ですので、そういった人間の観察力や活かされる分野や力量や余地はどれ
ほどあるのでしょうか?・・・
私は専門家ではないので分かりませんが、テクニカルな面だけで誰もがやってみたら同じなら、楽しい
こと、面白いことは何もないと思います。

でも私はきっと違うだろうと思います。
人間でも天が精巧に生み出したものでも、形もサイズも色も

知能や知性も含まれていると思うのです。