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原状回復 第219号

先月下旬、職場近くのアパートから家族のいる家へ帰りました・・・ 帰った早々でしたが、家はいいなあと感じました。 素直な意見です。

何がいいか? まずは雰囲気です。 ほのぼのとして、時間もゆったりしていて、家族がいて、それだけで温かさを感じました。 次に、便利だなあと思いました。 ご飯は作ってくれるし、お風呂は沸いているし、掃除も出来ている・・・ そして、最後が静かだあということです。 周囲の環境もあるでしょうが、車の音や町の喧騒もないし、その上に街の安心感もあります。 居間にはソファもあって、ゆっくりと出来ます。 家族がいて何とも言えない温かさを感じます。 これが家なんだなあと久し振りに感じました・・・ こんなこと、以前は感じませんでした。 一日中、バタバタしていて子供に怒鳴ったり、逆に子供に大声を出されたりと、家を出るとほっと一息ついたものです。 家族にもいろいろ考える時間になったのだろうと思います。

今は「お父さんは変わったね・・」と嫁にも言われる時があります。 何を今更などと思われる方もいらっしゃるでしょうが、正直、私はオーバーに言えるほど気持ちが嬉しさでいっぱいです。 こんなことは今まで経験したことがありません。 私も疲れていたのだと思います。 人というものは有難いことに対しても、それが続けば当たり前になり、更に欲も出てくるものですが、今の自分には有難いという気持ちしかありません。

2年弱の一人暮らしでしたが、今、振り返ると小さなことにも目くじら立てて、気にいらないことには当たり散らし、自分だけは正しいと いった、そんな人間に周りからは見えたのだろうと思います。 それは本当は違うのですが、私は私なりに自分には厳しい生き方をして来たと思っています。 しかし、世間はそうではないのですが、どうしても自分の尺度で周囲を見るためにそうなってしまうようです。

一人で生活していると、気分が楽な反面、侘しさもありました。 特に、連休はそうでした・・・ 行くところもないし、お金もないのです。 それに本当に何もしないと、自分の生活リズムが崩れてしまうのです。 むしろ休みがない方が自分のリズムに合っていて暮らしやすかったのです。 それでも一人で行けるところを考えました。 中古の自転車を買って、都会の普段とは異なる風景をアイフォンで撮影したり、その自転車で遠出したり、緑の多い公園へ出かけたりと それなりに楽しんでいました。 それでも何日もは持ちはしませんでした・・・ こうしてみると、家族がいるからそんな時間が持ったのだろうと思います。

結局、先に書いたように、当たり前のことが当たり前ではないことに気づき、その気持ちが続けば人は優しく寛容になれるものだと思いました。 この気持ちは拡大解釈すれば、国でも人種でも同じことだと思うのです。 戦争で傷つき多くの死傷者を出したことが忘れられない人は平和こそ尊いと思うでしょうし、悲惨な目に遭った人はそうは思いいません。 結局、経験や時間によって人間は全く違う姿に変わっていくと思います。 こういう私も家を出て一人暮らしをしたのでそう思うのであって、していなかったら今でも頑固おやじのままだったかも知れません。 生まれて初めての入院もしましたし、仕事での悩みにも遭遇しました。 そして、今、大切なものを知ることになりました。 しかし、また時間が過ぎると、同じ状態に戻るかも知れません。 人間、時間にはなかなか勝てないものです。

最後に家に帰る際にとても嫌な思いをすることがあり、それが唯一、嫌な思い出になりました・・・ それは借りていた部屋の原状回復に13万円という驚く金額を提示されたからです。 何をもって家賃5万、共益費5千円の部屋にそれだけかかるのか、部屋のフローリングの表面があちこち破れ、ガムテープでそれ以上 剥がれないように貼っていたのです。 それを原状回復の確認に来た不動産会社の社員さん曰く、このフローリングは高く、いいものを使っているので、それだけかかりますのでの 一点張りで、どこのメーカーかも分からないし、品番はLの46番ですから、調べたら分かりますからの話ばかりで、その部分だけでなく 横方向一面の貼り替え代が11万円余り、残りは壁のシミ等でした。

私にはこの11万円余りの金額に合点がいかないのです。 だったら、借りる前にこのフローリングはとても高価なので注意して下さいとか、幾らしますよとか、明記しておくなどの案内を事前に しておくべきではないでしょうか?・・・ 退去する際に高いんですよと言われても、私と同じように驚かれる借手の方もいるのではないでしょうか?・・・ この一点だけ、嫌な気持ちになっています・・・ 合計で13万円です。13万円です。

こういった場合には基準なり法的根拠はないのでしょうか? ネットで調べたら国土交通省が指針を出していましたが、この内容じゃ何も出来ないなと素人の借手の私には動けないです。 正直、腹が立ちました・・・ こんな高級なフローリングなんか素人が分かるか!と言いたい。 この不動産会社に二度と世話になりたいとは思いません。 それだけが怒りの捌け口です。 チキショー!です。

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当初、今月は別のタイトルを考えていたのですが、たまたま観ていたYouーTubeで懐かしい歌手が歌っているのを観てしまい、自分の10代後半から20代始めを思い出してしまいました。その当時の友人や東京という大都会での生活や風景などが懐かしく思い出され、年を重ねた今になって懐かしい思い出となったその頃の話をさせて貰います。 私が若い頃は日本が高度成長期へ突進し始めており、経済成長と安保、ベトナム戦争と学