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閃き 第144号

  • 2013年7月1日
  • 読了時間: 4分

更新日:2025年4月29日

閃きとは、「雷光の閃き」ように、「一瞬、するどく光る」という意味らしい。

名経営者と云われた人達には、この閃きの鋭い人が多いと聞きます。

この閃きは「思いつき」とは違います。

思いつきはその場限りの執念の産物ですが、閃きはその問題意識が常に潜在意識の中に日頃からあることが条件なのです。

よって、思いつきで問題が解決する偶然も否定はしませんが、閃きでは問題解決の確率が思いつきより高い。

但し、閃きの難しいのは一瞬にして現われ、一瞬にして通り過ぎることも多いので、余程、意識が強くないと思い出せなくなることである。

直ぐにメモを取ることを薦めます。

同じように問題意識を強く持って街中を歩いていても、閃く人は閃くが、閃かない人は全く閃かない・・・

これは感度の良い人と悪い人の差で、測定できるようなものではありません。

感度の良い人は、常に問題意識への潜在意識が強く働いており、感度の悪い人は問題意識への潜在意識がそれほど強くはないとしか言いようがありません。

だから、小さなヒントを拾うことが出来ない。

ではどうすれば、その感度を良く出来るのか?・・・。

それは、切れなくなった包丁を研ぐことと同じで、その人の感度を研がなければならない。

包丁が自分の潜在意識だとすれば、砥石にあたるのが自分以外の全てということになります。

ものでも良いし、人でも良いし、自然でも良い。

要するに何だっていいのです。

自分以外なら何でもいいのです。

砥石には荒い砥石もあれば、中間の砥石、仕上げの砥石などいろいろありますが、出来れば荒い砥石がいい。

自分の何らかの原因で問題解決が乗り越えられないのだから、仕上げの砥石では

グワッーとした根底からの閃きは期待出来ない。

荒々しい砥石の方がいい。

抽象的な表現ですが、正にこの通りだと思います。

常日頃抱えている問題にはコインように、表と裏、上と下、北と南、プラスとマイナス、右と左、前と後、朝と夜、弱者と強者、笑うと泣く、・・・・・こういった相対する側面があります。

この相対するものが結構、問題解決策に助けになっていることが多いと思います。

例えば、柔道の柔は、「柔よく剛を制す」の柔です。

何が何でも相手を力ずくで倒すのでなく、相手の力を利用して相手を倒します。

正にこの考え方が経営者や人の悩みに効き目があるのです。

押すだけでは相手は怯みませんし妥協も納得もしませんが、引いてみると相手は素直になり、以外にも譲歩してくれたり、最終的に合意すらしてくれることがあります。

閃きもそんなちょっとした心の素直さがある時に見えるのです。

つまり、周囲が良く見えるようになって来ているようです。

見よう、見ようと、力んでも、閃きは見えているような時があっても、実は見えていないのです。

人生は実にうまく創られているようで、その人その人の魂の成長を高めさせるように出来ていると思います。

例えば、こんな言葉があります。

「貧すれば鈍する」

私は更にこう付け加えます。

「貧すれば鈍する。鈍すれば貧する」と。

この言葉は苦労された経営者ならば誰もが納得される言葉です。

訳すと、「お金がなくなると、周囲のことに対して見る目に余裕がなくなり、目先のことばかりに神経が向かってしまい、本来、気付くような良い情報を見逃してしまうことになります。逆に、事業が順調でいい気になっていると、周囲に気付か向かわなくなってしまい、終いにはチャンスや変化を見逃してしまい、やがて損をするような会社になってしまうのです。」

閃きはその人その人が持っている問題点によって答えが異なりますが、その答えの根底は心の有り様から発しているように思います。

結局、そんな誰もが思いつかないアイデアなどではなく、どこまでも素直に問題点を見つめ続け、潜在意識へどれだけの強さでいつも常駐しているのかで決まるのではないでしょうか?・・・

それこそ、松下幸之助氏の言っている「素直」、これに尽きるように思います。

しかも強い気持ちが潜在意識の中にあることも条件です。

よく言われる「寝ても醒めても潜在意識にある」ことが条件です。

ここまで来ると、広い世間でもそんなに大勢の人達はいないように思います。

だからこそ、私は決して夢を諦めることはしません。

夢はいつか、必ず、実現します!

問題にも著面するでしょうし、今以上に苦悩することもあると思います。

しかし、それでも、決して諦めたらダメだと思うのです。

商売や商いには閃きが必要です。

特に、人と違う事をやろうとすると、必ず問題が出て来ます。

そんな時、問題を乗り越えようとすれば必ず苦悩することになります。

その時、寝ても醒めても必死で問題解決を図ろうとすればするほど、ちょっとしたことで閃きが頭に浮かぶのです。

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