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ビジネスチャンス 第37号

2004年10月1日
読了時間: 4分

更新日:2022年3月18日

私は「いつの世でも必ずビジネスチャンスはある」と考えています。 しかし、自分がそのチャンスを見つけ出し事業として成功させることが出来るのか、出来ないのか、私には今のところ全く分りません。 少なくとも今迄チャンスをものにした経験がないので、確信にいたるには自己体験に優るものはないと考えています。 私の知人の中にチャンスをものにし、成功した人や、成功しつつある人がおりますが、先の言葉に間違いがないように思います。

ビジネスチャンスは一体どんなものなのでしょうか? 私なりに表現すれば一つは「小さなキッカケ」であり、二つは「コロンブスの卵」であり、そのいずれも 「大きなリスクがある」ということです。

例えば「小さなキッカケ」とは大型粗大ゴミや大型家電製品の廃棄が有償化になったことは誰でも知っていますが、業者に引き取ってもらう為には市町村や家電量販店に有償で頼むと言う事になっています。 しかし、好きな時に引き取ってもらえない、引取料や運送料も高く、多少なりとも不便や面倒を感じている人がいると思います。 ここにニーズがあったのです。

昼間の指定された時間だけでなく。365日、夜間でも引き取ってくれる、それで割安でとなれば、これはもう立派な事業となります。 ライフスタイルが変化し、引取り相手の都合ではなく、廃棄したい人の都合に合わせるだけで、サービスに付加価値が出たのです。 痒いところに手が届く、あったら助かるなあ、これは便利だなあ、ということです。 「小さなキッカケ」とは、日常、私達の周囲に存在しているが、何となく問題や必要性は感じているけど、それ以外は特に必要性を追求しないキッカケなのだと思います。

しかい、この事業に注力し、成長している運送会社もあるのです。 また、これとは違いますが、冷凍食品専門の運送業で成功している会社もあります。

次に「コロンブスの卵」ですが、こちらはなかなか気付かないアイデアを必要とし、難しいチャンスだと思います。 この典型的な例が24時間パーキングです。 今では小さな空き地ならどこにでもこの駐車場はあります。 駐車する車の下から板みたいなものが出てきたり、車の前面に鉄のワッパみたいなものが出てきたりする仕組みで、精算も自動精算気で簡単にできます。 このパーキングが現れるまでは、オジサンが小さな小屋で番をして、精算をするという仕組みでした。ですから、ある程度駐車場に規模がないと人を雇えませんでした。 人件費は勿論のこと、狭い小さな土地活用も可能となりました。

24時間パーキングそのものの仕組みは難しいとは思いませんが、このアイデアをひらめいた人は凄い方だと思います。 言われてみれば成る程と思いますが、私たちには全く出来なかった発想です。 このコロンブスの卵は実に大きなビジネスチャンスとなります。 そして、このチャンスだけで2位以下を引き離すダントツのナンバー1になれます。

ビジネスチャンスを捉え、事業に結び付け、多少なりとも成功している或いはしつつある人には幾つかの共通点があるように思います。 私なりに無理やり10か条にまとめてみました。

1.いつでも何かを考えている。潜在意識の中に何かが常にある。 2.人の話を聞くことより話すのが好きな人が多い。 3.人の動きや考え方を細部までウォッチング(=観察)している。 4.直ぐに実行する行動力がある。 5.お金に恵まれていなかった人が多い(=苦労したと思います) 6.人の良い所を真似する器量がある(そうじゃない人もいますが) 7.与えられるよりも与える人が多い。求めるのではなく、自ら手に入れる。 8.情けを持った人が多い。 9.とにかく沢山の人に会う。 10.無駄遣いをしない

これだけの示唆がありながら、情けないかな、私自身は全く未だ縁がありません。 ひょっとして順番があり、きっといつかは神様が私に与えてくれるのだろうかと期待して待っています。 世の中には大きな新発見をして、事業家として成功された方もいらっしゃいますが、私は小さなキッカケを積み重ねて行けば、それはそれで大きな事業に発展して行くと思っています。 ホームランバッターよりもヒットをコンスタントに打てるバッターの方が企業としては優れていると思います。 その為にも最初の一本のヒットが欲しいのです。 今は見逃し三振や空振りや凡打ばかりですが、いつか必ずクリーンヒットを打ちたいと願っています。 ビジネスチャンスはどこにでもあります。いつでもあります。

最後になりますが「大きなリスク」に耐えられるかどうかです。 新しいことを起すには必ずリスクがあります。 リスクによっては人生や家族や命さえも賭けることになります。 チャンスとリスク、この二つが常に襲ってくるのがビジネスだと思います。

いつかきっとものにしたいと願って今月号を終わります。

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