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備えあれば憂いは軽くなる 第30号

2004年3月1日
読了時間: 4分

更新日:2022年3月18日

今から9年前、神戸を中心に激しい地震がありました・・・ 阪神淡路大震災です。 実に多くの方が被害に遭われました。 人生が大きく変わった人も多いかと思います。 改めてご冥福を心からお祈り申し上げます

また最近、北海道や東北、南紀でちょこちょこ小さな地震が起こっています。 日本の地面の下で何かが起こっていると考えても不思議ではないようです。 地震の専門家や役所なども南海沖地震とか東海沖地震が、近い将来、起こる可能性があると報じています。 そして、その予想被害する公表されています。

このような中、少々大袈裟かも知れませんが、我が家ではイザという時に何も備えておらず、非常に空恐ろしくなった時期がありました。 たまたま地震災害の特番か何かをテレビでやっていたからでした。 その時の恐怖心から実に様々なものを準備しました。 以下に列挙しますが、決して笑わないでください。 ●食料関係・・・一人3日分 磯部餅 保存期間5年 アルファ米 保存期間5年 お粥 保存期間5年 缶の味噌汁 保存期間3年 パンの缶詰 保存期間3年 水(1.5L?、4本) 保存期間5年 チョコレート 保存期間3年 ●食器関係 スプーンセット、割り箸、紙コップ、カレー紙皿、ボウル皿 ●情報関係 手回しラジオ(電池不要。殆どの携帯電話に充電できる優れもの) ●医療関係 救急箱セット ●作業関係 レジャーシート(2m四方)、軍手、ロープ、非常用水袋(10L?) ●防寒 コンパクトスリーピングバック(薄いアルミ製の寝袋) ●その他 防煙マスク、乾電池、ランプ、非常持ち出しリュック(常時持ち出し可能状態) ●トイレ関係 組立トイレ、排泄物収納袋

本当は笑ったでしょ?・・これだけあるんです。 実に様々なものを買ってしまいました。 揃えただけで満足してしまいました。 それでも私が安心できる程には至っていません。 それに幾ら揃えたってキリがないのもわかりました・・・人間の欲です。 例えば、タンスや本棚の上に「支え棒」もありません。 衣類関係もいざという時には揃えなければなりません。 また、小型の簡易コンロもナベも揃っていません。 でも、これだけ揃えると気持ちが楽になりました・・・ それでも更に何が必要なのか?災害発生時にはどこに集合するとか、そんなことも明確になりました。

そんな時です。 阪神淡路大震災を経験された方から、こんなことを言われて少々めげてしまいました・・・ 「幾ら部屋を片付けようが、押入れの中の物が襖を突き破って飛んで来るんや。重たいテレビかて、1メートル以上すっ飛んでしまうのや。防災用品を揃えたって、備えた部屋自体がグシャグシャ状態になって、どこに何があるのかすら分らないようになる。ましてや崩れた物の下にでもなっておれば、取り出すことすら出来へんで。そんなもん、役に立ちません!」と。

私も本当はそうだろうと思います。素直に納得もしました・・・ しかし、それでも良いのです。 何も備えてないより落着いていられるのですから・・・ 「備えあれば憂いなし」とまでいかなくとも、「備えあれば憂いは軽くなる」のです。

これからも徐々に揃えて行きたいと思います。 今は100円ショップに行けば、役立つ商品が色々とあります。 ネット販売でも可能です。 非常食すら実に様々なものが出回っています。 たまには保存食や非常食を味わってみるのも良い経験になると思います。 知らない世界を覗いたような、そんな愉快な気分にもなれるのです。

現代は科学技術を背景に、便利で、快適で、安心した日常生活を過ごせます。 電気、ガス、交通機関、食品など普段は全く支障がありません。 が、ひとたび何かが狂うと現代社会はパニックに陥り、社会はマヒ状態になります。 便利さと不便さは紙一重です。

もしこの瞬間に、災害が起こったら? ご家族と連絡は取れますか? 歩いて帰れますか? 電気が止まり、水道も止まり、暖房も切れて、食物も無くなったら? 夜だったら、早朝だったら? 避難所はどこにありますか? 何を持って行きますか?

キャッシュカードでは何も買えません。 店の在庫もあっという間に無くなります。 それでも何一つ備えておかずに良いのでしょうか? 今どき保険に入っていない人はいないでしょう? それと同じ。 貴方が貴方自身や家族を守る保険そのものではないでしょうか。

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