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情報セキュリティ 第34号

2004年7月1日
読了時間: 4分

更新日:2022年3月18日

最近、物騒な世の中になって来たと思うことが増えて来ました・・・・ 社会や人間のあちこちにセキュリティ・ホールが空き始めています。 ・小学校や中学校での想像を超えた社会を戦慄させる事件・・・ ・悪いことを注意しただけで、逆に危害を受ける善悪社会・・・ ・助けを求めても助けてくれない他人事社会・・・ ・何も関係のない行きずり犯罪社会・・・ ・普段の日常的情景での犯罪 こんな変化が次第に強くなって来ると思います。 人は誰でも安心して暮らしたいと願っているのですが、一部の人達によって その理想は実現されるどころか、むしろ遠のいて悪化させているように見受けられ ます。

ところで現代は「情報化社会」でもあります。情報化社会で中心的存在にな っているのは「パソコン」や「インターネット」です。 パソコンは一家に一台、或いは二台と一般的な「家電製品」になっています 。 インターネットは世界中のしらないもの同士を結びつける「無限性」を持っ ています。 いずれも有意義な目的にだけ使用すれば「良い結果」を生み出しますが、現 実はそうではありません。 不本意な目的による「サイバーテロ」や「ウイルス攻撃」も発生しています 。 また最近では、被害を直接的にシステムに与えるのではなく、システムに保 管されている情報を持ち出したり、複写したり、改ざんしたり、削除したり、或い は他人になりすましたりするような複雑な犯罪が急増しています。 また、心理面での影響もデジタルとアナログでは異なっており、表情や感性 も人間のコミニュケーションによって重要な判断材料だという認識が高まって来て いますが、全く同感です、道具はあくあまでも道具であり目的ではないのです。 現代社会は目的と手段(=道具)を履き違えている危険性が多々あるように 見受けられます。 デジタル環境下ではどうしても犯罪が増えるのではないでしょうか?・・・ ・某市町村での個人情報流出 ・インターネットプロバイダーの顧客情報流出 ・TVショッピング会社での顧客情報流出 ・大手コンビニチェーンでの顧客情報流出 ・カード信販会社での顧客情報流出

このような情報セキュリティ分野において「防御や対策」は欧米に比べ、遅 れている日本ですが、来月4月から「個人情報保護法」が施行されることになって います。 個人の固有情報とされる氏名、住所、生年月日、家族構成、年収、写真など が対象とされ、その保管や開示に対し、罰則が付けられることになりました。 この法律には勧告、命令、罰則の3過程がありますが、多くの企業ではその 対応に四苦八苦だと思います。

以上のような社会状況から「情報セキュリティ」に対する企業、特に中小企 業の関心は高く、類似タイトルのセミナーが盛況です。 当社も情報セキュリティに人一倍関心があり、出来ることから対応し始めて いますが、まだまだ一般的には理解されにくく、本格的な事業展開までには至って いません。 しかし、時代は間違いなく情報セキュリティが必要不可欠な社会になりつつ あり、安全は無償といった時代ではなくなっています。

昔の日本では「悪いことをする者が悪い!」のでしたが、今や「悪いことを される者も無用心で悪い!」価値観になって来ています。 悪いことをする者が少ない、或いは捕まえられた時代はそれでも安全な社会 でしたが、今やそんな社会で規範では実効がない時代となってしまいました。 世の中が悪くなったとか、国際社会で悪い人間が入って来たからだと言えば それで終わりですが、それ以上に「守り伝える社会的規範」が明確に理由付けと共 に提示出来なかったのだと思います。 暗黙のルールというか、常識というか、目に見えないものにした為か、いず れにせよ、今の大人達が今の若い世代に引き継ぐことが出来なかったのだと思いま す。 どこかの世代でこれが出来ないと、ズルッズルッーと成るようにしか成らな い社会規範になって行くように危惧するのです。

一昔までは無償扱いされて来たものが、これからは有償に、且つ高価になる 時代になって行くのだと思います。 水 空気 自然 電気 そして安全 自然環境下の安全だけでなく、人的環境下での安全も考えれば、これからは 「家族」もそのキーワードに入るのか知れません。 その典型が、我が子に対する虐待です。 一昔前の常識では推し測れないことが次々と起こっています。 家族(=家庭)を維持するための有償・・・・・(変な表現ですが、そんな 感じなのです) 目に見えないルールを徐々に具体的に明示化し管理運用する未来社会の到来 は、案外と安全な社会実現の必要性から求められて来るのではないでしょうか?

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