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新卒採用に想う 第159号

2014年10月1日
読了時間: 4分

更新日:2025年4月29日

今年、初めての新卒者の定期採用を始めたことは過日、お知らせした通りです。 今までの14年間はキャリア採用ばかりで対応してきましたが、将来の事を考えると人を育て なければならないと考え始めたことや社員間の年齢差を平滑化したいことや社員間のコミニュ ケーションを図りやすくすること、そして何よりも帰属意識の強化などが目的としてあります。

この20年間、日本は低迷した時代を味わってきました。 今だって、対前年比GDPなど沸騰するアジア諸国に比べたら、0に近い低成長です。 成熟社会といえば聞こえは良いのですが、少子高齢化社会へ急激に移行しています。 これからは労働人口の減少に伴い、日本のGDPも次第に減少しますし、女性の活用とか 言われても法的支援や金銭的支援もまだまだだ不足していると感じます。 その上、外国人雇用では制限事項の多さに呆れてしまいます。 正に、能力があれば採用できるという先進諸国並みではありません。 この点は大きく遅れています・・・ 海外へ行ってみれば、そのことを幾らでも実感できます。 ニューヨークなど20年前でも英語が話せないアジア系のタクシードライバーがいました。 ストリートとアベニューだけで行き先がたいてい分かるからです。

新入社員の採用は当社にとって非常に厳しい時期と重なってしまいました。 今は俗にいう売り手市場で学生に手厚い対応や、早くから内々定や内定を出す会社も多いと 聞きます。 当社の新卒採用は初めてのことで大きく出遅れてしまい、この重大さや厳しさを正しく理解 出来ていないのが現実です。 しかし、こうも考えます。 日本人じゃないといけない理由なども本当はないと。 しかし、本音ではその通りには運ばないのです。 外国籍はNGという顧客が確かにいるからです。 その事業が当社の主要事業でもあるために理屈通りの外国人採用も大幅増員は出来ないのです。 それ以外の部門では外国人でも能力とやる気があるなら私は全然構わないと考えています。 もう日本人だけが頑張っているのが真実ではありません。 日本人も頑張っていますが、それ以上にアジアの発展途上国の人達の方がよく頑張っています。

10年後、20年後も日本は安泰などと慢心していては、日本は大変な状況に陥っていると 思います。 もはや、大企業ばかりでなく中小企業でも海外と積極的に事業展開を行う必要があります。 勿論、中小企業にとっては日本の中でも市場はあるでしょうが、人も物も海外製の廉価なものが 入ってくれば、今のままでは太刀打ち出来ません。 特に、食品は深刻です・・・ 国内自給率が30%後半では、ヨーローパ諸国の数10%にも遠く及ばないし、米以外は輸入に 依存している以上、海外諸国との関係が悪化すれば、すぐに食料だけでなく、エネルギー源や 原材料にも事欠くようになります。 もはや、日本も国際化しなければ死活問題となります。 私の言う国際化とは人の行き来であり、言葉の問題です。 代表的な言語が英語です。 中高、大学の教養課程と英語漬けながら、話せない英語など何の役にも立ちません。 英語は話すことが第一であって、聞く、書くは次です。 つまり、人が相手なのが重要なのです。 だから、出来ることなら外国籍社員を可能な限り採用したいのです。 英語にも話す国の訛りがありますし、何よりも恥ずかしいと思うことが一番の阻害要因だと いうことを乗り越えなければならないからです。 日本人は芸術では表現力や独創性があると言われながら、言葉では全く逆の国民です。 発信する、恥をかいてもいいから話す、表現する、これからの日本人にも企業にも必要だと思います。

当社の5年後、10年後が楽しみです。 どれだけ外国人がいるかと考えると楽しくなります。 また、そうしなければ日本は来るべき多国籍時代に対応が出来なくなります。

新卒採用・・・ 今年はなかなか厳しいですが、日本人とか外国人に関係なく採用出来る様になりたいと思います。 良い点も悪い点もあるでしょうが、それは日本人だけでも同じことです。 入国管理法という法律も変わって欲しいと考えます。 これからは独自性や独創性、或いは差別化が重要な時代であり、国籍が問われる時代ではなく、 製品が、提供しているサービスが、お客様満足が大事なのだと考えます。

就職シーズンも徐々に残り少なくなりましたが、最後まで良い人材にめぐり合えるよう最後まで 頑張りたいと思います。

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