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スコットランド 第236号

  • 執筆者の写真: 株式会社ビジョンクリエイト
    株式会社ビジョンクリエイト
  • 2021年4月1日
  • 読了時間: 7分

更新日:2024年1月30日

冒頭から奇妙な話をしますが、私は小学生の時にイングランド民謡のグリーンスリーブスを聴いていて自然と涙が出て、とてもしんみりとした気持ちになり、そのどこか知らない写真の場所と自分とに何か関係があるような感覚になったことがあります・・・ その後、成長するにつけて輪廻という言葉を知り、小さい頃のグリーンスリーブスを聴いた経験がそうなのかなと思うようになりました・・・

その時に聴いたのはソノシートという薄いプラスティックのレコードと写真集でした。 今でもその時のことを思い出すことがあり、もう半世紀以上前のことですが懐かしく思い出します。 その時はイギリスとしか分からず、正確にはイングランドというよりスコットランドの人がいない、寂しい古城と湖があるような風景を思い出し、強い郷愁を感じます。 今もその曲を聴くと、その時の自分やそこの風景写真を思い出し、郷愁を感じてしまうのです。

バブパイプの音色も賑やかで良いのですが、私は妙に静かで神妙な気持ちになります。

私はイギリスに行ったこともなければ、その国についても殆ど何も知りませんでした。 ましてや、イギリスが四つの独自の地域から成り立っていることすら・・・ たまたま、you-tubeで「勇敢なるスコットランド」というバブパイプ演奏を聴いて忘れていたことを思い出したように、スコットランドの歴史やイギリス本国との違いなどをネットで調べて知りました。


それによると、イギリスは四つの地域というか国というか(カントリーという)が連合している国だと知りました。 国としては勿論、一つなのですが、文化、習慣、食べ物、体格、価値観などにも違いがあって、この4つのカントリーが一つの国を形成しているとは驚きました。 2014年にスコットランドでイギリスから独立するか否かの住民投票が実施され、イギリスへ残る票が独立賛成票よりかろうじて多い結果となり、そのままイギリス連合に残りました。 しかし、歴史や争いや気質など調べてみると、スコットランドはスコットランドであり、正確にはイギリスだと単純には言えない印象を持ちました。 スコットランドは私達がイギリスと呼んでいる大きな島(グレイトブリテイン島)の北部にあたり、そのブリテイン島の約3分の一にあたる北部がスコットランドと呼ばれる地域なのです。

先程の独立するか否かの投票では独立反対派が勝ちましたが、かつてイギリス領だったアイルランドは1919年から21年にかけて独立戦争を起こして多くの血を流した上でイギリスからの独立を果たしました。 しかし、アイルランド島の北東部は今もそのままイギリスに残りました。 日本人には分からない宗教問題が絡んでいて、その内紛で武力衝突も起こりました。 今の日本で宗教が絡んだ内戦は島原の乱しか思い当たりませんし、仏教の宗派間で血で血で争う内戦などとても考えられません。 イエスキリストの元でいくつもの派に分かれ、憎み合い、武器を持って戦うなど日本人には理解出来ない出来事です。

こういった背景を考えていくと、イギリス国旗であるユニオンジャックの赤や青や白や上下左右の模様が微妙にずれていることが何故なのかか理解できるようになりました。 イギリスの国旗であるユニオンジャックの絵柄や色の意味についてです。 私も以前から難しい国旗だなと思っていたのですが、イギリスは四つのカントリーから構成されていることと密接な関係があり、次の話を聞いてから成程なあと理解出来ました。 この4つの国(カントリー)は、元々が独立した地域であり、今はカントリーと呼ばれて連合している国が我々が言うイギリスなのです。 イギリスのパスポートの表には「UNITED KINGDOM OF GREAT BRITAIN AND NORTHERN IRELAND」と表示されています。

文字通り、偉大なるブリテインと北アイルランドの連合王国と記されてあるのです。 ブリテイン島にはウェールズ、イングランド、そしてスコットランドがあります。 元々のこれらのカントリーの旗や色を使い、今のイギリス国旗も作られているからです。 白に赤の縦横方向のクロスがイングランド、青地に白色斜めのクロスがスコットランド、白地に斜め方向の赤がアイルランドとなっています。 また、赤色が少しずつずれて描かれてあるのは、それぞれの旗が重なり合わないようにずらしたからだそうです。 なる程なあ!と納得しました。

ヨーロッパの国旗には争いや平和をイメージした色が国旗によく使われていますが、日本は白地に赤で太陽が出て来るイメージかなと思います。争いごとや流した血などは日本人には想像が出来ません。 イギリスは一つの国ですが、厳密には未来もこのままなのかは分からない事情や歴史があると思いました。 EUからイギリスが脱退したことも、この国の生い立ちや独立心の強さが背景にあるからなのかも知れません。

過日、亡くなった作家で自然保護で有名だったCWニコルさんがウェールズ出身で、ウェールズでは言葉も違ったと話をされたことがありますが、何かにつけ緑色を好む点や生き物への畏敬があったことを思い出します。 スコットランドは殊更、独自の文化や価値観を持っている地域だと思います。 何しろ、誇り高いスコットランドと言われるのですから。

話は少し変わりますが、日本とスコットランドの繋がりで有名なのが、NHKテレビでも有名になった「マッさん」こと竹鶴政孝(ニッカウイスキー創業者)の妻だったジェシー・ロバータ・カウン(通称リタ)さんです。 竹鶴がグラスゴー大学に留学していた際に縁があってリタさん宅の弟さんに空手か柔道を教えている内に親しくなり、両家に猛反対されながらも二人だけで結婚式を挙げ、リタさんは一人で竹鶴と共にはるかかなたの海を渡り、たった一人だけ日本人の夫のウイスキー作りを死ぬまで支えた女性なのです。 思うに、スコットランド人は頑固と言えるほど意思が強く、決して諦めない、強い行動力を持った人々だと思います。 他にもyou-tubeで観るがあるのですが、京都に住んでいるスコットランド女性も同じような気質を持っていますし、奄美大島に住んでいる女性もそうでしたし、日本国中を日本人男性と車に寝泊まりしながら訪ねている女性も同じスコットランド人です。

私がスコットランドに魅力を感じるのは、グリーンスリーブスの作者もイギリスとスコットランド境界付近の生まれで、その曲が心に沁み入るからです・・・ スコットランド民謡では他にも有名な曲があり、日本では「蛍の光」と呼ばれている曲もそうです。 軽やかで賑やかな曲ではなくどこか日本人と共有する部分があるように思います。 蛍の光は日本では友との別れを惜しむ曲ですが、スコットランドでも同じ内容のようです。 この曲は世界中で親しまれています。 また、バブパイプの話になりますが、とても有名な曲に「勇敢なるスコットランド」という曲があります。 この曲は戦争で敵と戦う際に吹き続けられた曲だそうで、矢玉が飛び交う中で敵から倒されても怯むことなく、前進を続けた勇気を称えた曲だそうです。 他にも神を称えたゴスペルソングの「アメイジング・グレイス」もそうらしいです。 この曲は神への崇拝や尊敬、感謝といった、人が生きる上での力強い援助を感じます。

最後になりますが、スコットランドに関係する情報を紹介しますので、機会があればネットで閲覧してみて下さい。出典は公開されているyou-tubeからです。 ますは、エジンバラ城でのイベントを紹介します。 エジンバラ城はスコットランドの中心的存在で、この街自体が世界遺産に指定されている美しい街です。


また、先程紹介しましたバブパイプの有名な曲「勇敢なるスコットランド」の演奏は

最後がゴスペル曲になりますが偉大な神を称えた「アメイジン・グレース」です。

更に、おまけにもう一つ、こんなNPO法人もあり、イギリスを身近に感じることが出来ます。 https://jpn-scot.org

私が思うに、日本人はアメリカ人を親しく感じますが、心とか魂ということになると日本人はイギリス人に近いと思います。

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