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  • 執筆者の写真株匏䌚瀟ビゞョンクリ゚むト

今幎のいいこず・・・ 第号

月になったばかりで少々気が早いですが、今幎䞀幎を振り返っおみたいず思いたす。 私のように零现䌁業の経営者にずっおは今幎は近幎にない厳しい䞀幎でした・・・ 明るい話よりも暗く、蟛い、先行きの芋えない䞀幎だったず思いたす。 䞖間でも悪いニュヌスが飛び亀い、䞖の䞭がすさんで来おいるこずをはっきりず感じるような時代になりたした・・・ かず蚀っお、瀟䌚に期埅が持おないずいうこずではありたせん。むしろ、人間はもっず謙虚に反省しなければいけないのではないかずいう力も感じおいたす。 こんな状況ですが、敢えお私はこの䞀幎で嬉しかったこずを順に曞いおみたいず思いたす。

たず䞀番目ですが、家族が健康で明るく過ごせたこずが挙げられたす。 仕事に䞀生懞呜専念出来たのも家族がいるからであり、家族が平穏で幞せだから仕事にも集䞭出来たのだず思いたす。家族に問題があれば、仕事にも身が入りたせんし、䜕かの拍子に思い出しおしたい気持ちがそちらぞ削がれおしたいたす。幞せは尊いものだず思いたす。深く感謝したす。 私には八十をずっくに過ぎた父芪が故郷で健圚ですが、足が悪くなり、耳が遠くなり、道に迷ったりするこずも起こったりしお非垞に心配ですが、それでも幞せなのだず思いたす。

二番目は、事業が継続できたこずです。 継続できたこずが嬉しいだけでは笑われるかも知れたせんが、事業は明日どうなっおいるか分からないずいうのが本音です。特に創業しお幎目に入ったばかりの圓瀟ではちょっずした油断さえも蚱されたせん。最近は、盞圓倧きな䌚瀟でも内情が火の車だったり、い぀䜕が起こるか分からないのではないでしょうか・・・ 自分の人生を担保にしお事業を行っおいるのが、䞭小・零现䌁業の経営者だず぀くづく思いたす。自分が諊めたら䜕もかも党おを倱っおしたいたす。 蟛くずも厳しくずも悲しくずも泣きたくずも、決しお、決しお、諊めないでやるしかないのだず思いたす。信じるこずしかないのだず思いたす。頑匵っお行けばい぀か必ず報われるず信じるこずなのだず思いたす。この䞀幎、無事に事業を続けお来られたこずに心から感謝したす。お客様、瀟員に感謝したす。

䞉番目は、瀟員が増えたこずです。 増えたずいっおもたかが知れおいたすが、珟圚名、来幎早々には曎に名増えたす。私自身の蚈画よりも実瞟は䞋回っおいるので本圓はもっず頑匵らねばならないのですが、兎に角、瀟員が増えるこずは嬉しいこずなのです。家族に新しい子䟛が増えるようなもので、嬉しいものなのです。しかし、育おるのは子䟛以䞊に倧倉だず思いたす。他人を預かっおいる蚳であり、衣食䜏、垞に䞀緒にいる蚳ではありたせんから、自ずず限界があるずは思いたすが、それでもやり続けなければ少しでも倧きな家族にはなれないのだず思いたす。

四番目は、犁煙出来たこずです。 月䞊旬に犁煙を始めたので、ケ月過ぎたしたが、ただ䜕かの瞬間に誘惑がありたす。喫茶店で吞っおいる人を芋かけた䜕気ない矎味そうに芋える瞬間、 自動販売機の暪を通り過ぎた瞬間に残像が残ったりず、こんなこずがありたす。その機䌚は埐々に枛っおは来たした。むしろ、増えたのが吞う人のマナヌぞの嫌悪感です。か぀おは自分もそうだったのかず思うず、今曎ながら改めお迷惑をかけた人達には謝りたい気持ちです。特に、歩きながら吞っおいる人には、埌ろを歩いおいる人にどれだけ迷惑をかけおいるか蚎えたい皋です。煙たいずいうより嫌いな匂いや煙たさの䞭で我慢させおいるようなものなのです。 それから、着おいる服が臭くなくなりたした。これは劻に喜ばれたした・・・以前は通っただけで臭かったそうです。自分では分からないのですが

これ以倖にもお客様のこず、瀟内旅行のこず、瀟内蚭備のこず、専任営業のこず、その他ず嬉しかった事が色々ありたす。 垞日頃は肩肘匵っお仏頂面しお厳しい話が倚いものですが、嬉しい時には顔がほころんで口元が開き目尻が䞋がるものです。 嬉しいこずが長続きしおくれればずおも幞せなのですが、むしろその逆が氞いように思いたす。それでもやはり幞せなのだず思いたす。

私は幎を重ねお来るに埓い、自分の幌い頃の情景をたたに思い出しおしたいたす。貧しかったけれど、心が豊かで幞せだったからだず思いたす。 珟圚の方がものに恵たれ、お金に恵たれおいるのに、どこか手攟しで幞せではないず感じるのは物質的なこずではなく粟神的に問題があるからだず思いたす。 私が小さい頃はよくこんなシヌンがありたした・・・ 今日は絊料日です。倕食はご銳走です。すき焌きです。滅倚にない牛肉もあるし、卵も甚意されおいたす。兄匟四人、誰が芋おもご銳走です。 芪父さんが垰宅しおお袋に絊料袋を枡すず、お袋は袋に頭を䞋げお芪父さんに「ご苊劎さたでした」ず蚀い、それを神棚に䟛えたす。 そしお家族六人が揃っお円卓を囲んで食事ずなりたす。芪父さんが箞を付け、いよいよ戊闘開始です。滅倚にないご銳走ですから食べるわ食べるわです。その間お袋は殆ど食べおいたせんが、子䟛心には気にするゆずりすらありたせんでした・・・ 芪父さんも倚分、それ皋食べおいなかったず思いたす。始めに肉がなくなり、豆腐が次になくなり、最埌は野菜がなくなりたす。そしお、ここからが最埌の仕䞊げです。䜕も残っおいないすき焌きなのですが、食べた埌の汁が残っおいるのです。これもご銳走でした。ご飯の䞊にかけお食べるのです。これが本圓に矎味いのです。 珟圚の我が家ではこんなこずは蚱されない情景ずなりたした。 すき焌きなどい぀でも食べられるし、卵だっお幟らでも安く手に入りたす。すき焌きの残り汁を食するのは䞋品なこずずなっおしたいたした。

今思うず、その頃の自分が䞀番幞せだったず思いたす。 それは自分が子䟛だったこず、ものには䞍自由な面もあったけれど心が満たされおいたこず、家族が䞀緒にいるこず、瀟䌚が目に芋えないけれど倧きなルヌルを保持しおいたこずなどが背景だったからだず思いたす。 人間には物質的な欲求もあれば、粟神的欲求もありたす。そのどちらも倧切でしょうが、やはり最埌は粟神的な欲求が満たされおこそ、幞せを感じるのだず思いたす。 私自身、粟神的な欲求を満たせるような生き方には到底達し埗ないず思いたすが、家族や瀟員やお客様や瀟䌚に䜕かしら貢献出来る様になりたいず願っおいたす。 今幎䞀幎、残すずころ今日を入れおあず日です。時間に継ぎ目はありたせんので、生きるずは䞀生のマラ゜ンなのだず考えおおりたす。 途䞭でしんどくなったり、走れなくなったり、歩いたり、お腹が痛くなったりしお、䌑憩しおそれでいいのだず思いたす。

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幎什を重ねお来るず、これから先の抱負や垌望よりもい぀の間にか自然ず昔の思い出 を懐かしく思い出す時が増えお来るような気がしたす・・どうしおそうなるのかは自 分では分かりたせんが、脳自䜓が特に意識しなくおも䜕かの拍子に働き始めるのかも 知れたせん。それでも自分の意識があるのだろうず思いたす。 たた、脳は新しいこずに察しおは掻発に動くようで、その時にぱネルギヌも倚く必 芁になるようです。昔の思い出な

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