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  • 執筆者の写真株式会社ビジョンクリエイト

腰痛療養記 第21号

我ながら情けない話なのですが、先月の最終の週に1週間ほど仕事を休んでしまいました。持病の腰痛が悪化した為です・・・

腰痛の原因は20代前半に、かなり重たい機械を何人かで持ち上げようとした際に「ギクッ!!」と腰が音を立ててそのまま動けなくなった「ぎっくり腰」に遡ります。 それから10数年後のある日、全くの突然なのですが仕事中に座っていた時、左下肢が痺れと強烈な痛みを感じ、額から汗は滲み出て来るわ、座ってはいられないわで、「一体、何事が我が身に起こったのか?」と直ぐに病院に駆けつけて診て貰うと「椎間板ヘルニア」と言われ、その日から2週間の絶対安静となりました。

それ以来、2,3年に一回程度、このようなことが起こるようになりました。 今はその間隔が年に1~2回は起こるようになってしまいました・・・

今回は近年にない程、痛みがきつく、うつ伏せ以外のどんな格好をしても痛みがあり、毎晩寝つけない状態でした。 うつ伏せ状態で眠れるのはせいぜい2時間が限度で、一晩に何回も起きては時間を過ごし、再び眠ってはまた起きるの繰り返しで正直なところ辛い毎日でした。 次第に腰痛とは一生の付き合いになっていますし、こうなった以上は自分で打ち克ってみせると強く思っています。

話は変わりますが、腰痛と言えば年配者の病気のように思われがちですが、結構、若い方にも多いようで、生活スタイルや、姿勢、栄養、ストレス、などにも影響されるような「一人前の病気」なのです。 腰痛の痛みは他人には分らないのは確かで、初めて腰痛になってその痛みや動けない情けなさを味わうようです。 正に、その時に体中に電気が走るというか、ジーンと強烈な鈍痛や激痛が一瞬の内に体中を走り回ります。 そんな痛みがちょっとした姿勢の変化で起こるのです。

私の今の症状ですが、病名でいえば「椎間板ヘルニア」から「変形性腰痛症」へ変化(=悪化)しているのではないでしょうか? 分りやすく言えば、背骨が真直ぐではなく、曲がっており、脊髄の後ろにある神経にこの部分の一部が触れて、それが痛みや痺れを左下肢に発生させている原因だと思います。 この変形性腰痛症は、朝起きる時に最も痛みや痺れを感じます。

医者にも行きましたが、今回も従来と同じで、痛み止めと胃の炎症を抑える薬だけで鎮静化させることが先だと言われました。 腰痛持ちの中ではひどい方ではないらしく、ブロック注射や手術が必要な段階ではないからです。 医者と言えば、いままで色々な病院や接骨院や針灸やマッサージに行きました。 先ほども書きましたが、私の病状程度ではこれと言った特効治療はないようで、薬や牽引や湿布などで痛みをとってから腰痛防止運動や筋力増強や肥満解消や運動、或いは栄養まで含めた対症療法が一般的なようです。

これがもっと激しくなると、ブロック注射や外科手術などで治療することになるようです。

以前は脊髄の4番5番の隙間が薄いだけでしたが、他の所もガタが現れており、骨の角も鋭角さを増し、飛び出し始めている「老い」による老化を自覚し始めています。

老いというと淋しい気がしますが、個人的には人間本来の寿命は生物学的にこの辺りではないかなあという気がします。

さて、私自身の治療法ですが、以下の3点に絞って改善したいと思います。

1. 食事の改善 現在、172センチで84キロありますので、75キロまで落とす 落とす方法は、食べる量を減らす、好きな肉類を抑える、カルシウム、ビタミンを摂取する

2・運動の継続 運動の量を増やし、質も換える、腰痛体操みたいなものを取り入れる。 まずは休日に1時間程度の散歩から始める。 運動する習慣が身についたら近くのプールに通う。

3.姿勢の改善 長時間パソコンに向かうことが多く、姿勢が偏りがちなので、一日の多くを 人と話したり出かけたりする時間を増やす。

以上が私の治療法ですが、読者の方でなにか良い対症治療法をご存知でしたらお教えください。

腰痛はいつ、どこで、何が原因で再発するか自分でも分りません。

もし、海外に行っている最中だったら?出張中だったら?大事なお客様との商談日だったら?重要書類の作成時期だったら?・・・・ こんなことが気になり始めると際限なく心配になります。

私はこの病気に打ち克ちたいと言いましたが、病気が根本から種滅することは出来なくても、出て来ないように生活態度を改善させることが重要だと思います。 このことは人間の生き方と相通じるようで、病気になって外科手術すること必要ですが、病気にならないように生活改善や体質改善や心の改善が必要なのではないでしょうか・・・・

昨年10月に30年間吸っていたタバコもキッパリと止めました。その際には、体に悪いとの理由ではなくある本を読んだ感動からタバコが止められました。これも体重増加には影響しています。

今回も痛いから、辛いから、という言い訳もありますが、それ以上に腰痛がなくなればもっと色々なことに挑戦出来るようになる楽しみを目標にしたいと思います。

その最終目標は走れるようになることです。 今、私は走れない中年おじさんなのです・・・・

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